▼静かな夜は冷たくて
こちらがれっきとしたトモさん夢。
トモさんとは同い年で酒井の後輩だけど大輝の先輩と言う、ちょっとややこしい夢主。考えてみれば酒井の後輩なのにそこそこ勝負出来る夢主は、結構な才能の持ち主なんじゃなかろうか?トモさんは何となく夢主の面倒を見てる内に、気が付いたら彼女の事を好きになってたみたいな…。
車に関しては夢主は「必要ならやれば良いじゃん」と言う感じで、だから邪道と言われるVTEC+ターボも平気でやっちゃいます。酒井の唯一の理解者?インテグラRのカラーはオーソドックスなチャンピオンシップホワイトですが、カーボンボンネットに交換したりとかは無しです。そう言えばトモさんは何に乗ってるんだろ…。同じタイプR路線ならアコードのユーロRとか良いけど、そもそも発売時期が違う。NSXは高いので論外!となると残るはやはりCR-Xみたいになるのかな?ビートな何か違う。CR-Xも時代的にはデルソルの頃だけど違うよなぁ…どちらかと言えばデルソルより先代のサイバーの方が走り屋っぽいよね。でもこっちは超オンボロ車になってしまうし(失礼)たとえデルソルだとしてもせめてVTECのB16Aエンジンだと信じたい!
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≫VTEC+ターボは邪道?
VTECとは可変バルブタイミング・リフト機構の事で、これ自体は名称こそ違えど他社にも同様の物があります。VTECはホンダで用いる名称です。VTECは低回転時のバルブのリフト量と高回転時におけるバルブのリフト量を設定する事で、それぞれに最適な吸気面積を得る事が出来ます。
※低回転時と高回転時でそれぞれの効率を良くしようとすると、互いに矛盾が発生します。例えば高回転に合わせて吸気面積を大きくする=ハイカムでバルブのリフト量を増やすと、低回転時ではピストンが下がる事による負圧が小さいため吸気が不安定になる。
また高回転時は低回転時よりバルブの開くタイミングが早くなるよう、VTECでは設定できます。これらによってVTECの付いたエンジンは自然吸気ながらに、比較的大きな出力を得られると言うメリットがあります。
しかしVTECにターボを付けると、VTECの持つ特有のフィーリング(高回転用カムに切り替わった時の加速感や独特のエンジンサウンド等)が失われ、特に上りの峠道におけるFF車ではパワーが大き過ぎる事によるホイールスピンを起こす等、車の扱いづらさも影響してきます。ホンダのエンジン、特にVTECのエンジンは自然吸気、高回転、高出力が魅力であり、それらの良さを削ぐVTEC+ターボと言うチューンはVTECエンジンが好きな人間たちからは「邪道」と言われているのです。
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