30分企画


※下ネタ注意。







「オサムちゃんーっ」

「おん??なんや謙也ぁ」

「ちょおトイレ行ってくるわぁ」

「おぉ!!きばってこいーっ!!」

…あんなこと大声で言うオサムちゃんの気ぃが知れへんわ。まぁええわ。早よトイレ行ってこー…。












運動場の隅っこの方に建っとるトイレは掃除もちゃんとしてへんし虫がわらわら集っとる。それにごっつ臭いし…。
そんな中用を足すんは気ぃ進まんけどしたいもんはしたいんや。さっさと済ませて早よ部活戻ろ…。

「ん??なんや謙也もか」

「…??あ。銀やん」

こんなところで銀と鉢合わせになるなんて。と少し驚きながらも笑顔で「銀もトイレなんかするんやなぁ」とボケる。すると師範も「わしをなんやと思うてるんや」と俺の左横に移動しながらすかさずツッコミを入れた。さすが四天宝寺テニス部。場所がどこでも俺達のボケとツッコミは侮れやんな!!
とか一人で思ってたらするとある物が目に止まった。

「ぎ…、銀。さすがやな…。すごい男らしいわ…」

「ん??何を言うて…」

「あっ。師範と謙也もトイレしちょっと??」

後ろの方から声をかけられて顔をそちらの方に向けると、そこには千歳がでっかい鉄下駄をカラコロ鳴らしながら俺の右横に並んだ。

「走っちょっとなんか下に降りてくる気がするけん。すぐトイレしたくなるとね」

「千歳はんもか。実はわしもそんな気がしてなりまへんわ」

銀の声でさっき思ったことを思い出し、早速俺は千歳に伝えようとした。

「…そうそう千歳!!ちょお聞いてや!!」

「ん??何ね、謙也」

しかし、

「あんな。銀のな…大事なもん…って」

「??」

「お前も相当でかいやん」

そう。さっき俺が思ったことは、銀のアソコがごっつ大きかったこと。やっぱさすが師範やなぁと思い千歳にも報告したろうかと思ったけどこいつも相当でかいわ。

「どこを見てるんや謙也…」

「そう言う謙也はどうなんね??」

「あ…!!ちょ!!見んなや!!」

「…っ!!」

「…け…謙也!!」

二人は一気に俺の息子を覗いてきた。この二人に見られるとか!!絶対嫌やわ!!けど時すでに遅し。二人はばっちり見てしもたみたいで――。

「め…めげるんやなかよ謙也…」

「それもええと思うわ…」

と慰めの言葉を異様に発して二人は帰っていった。












その日の部活で、二人は一切俺と目を合わそうとしやんかった。
同情の気持ちが痛いって、こういうこと??




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(千歳はん。あのことは忘れたりましょう)

(可哀想な謙也たい…)




「時の迷路」の彩嘉ちゃんと30分企画しました!!
お題は「トイレ」です。
結構ハードねこれ…!!ガタブル
指が真剣つりそうでした。
それにしてもすごいひどい←
30分だとしてももう少しましなもの書けたでしょうが私!!
とりあえずオール会話文だけは避けようと頑張ったのですが…。…どうでしょう??
でも楽しかった!!またしたいです!!
彩嘉ちゃんのサイトの方にも、彩嘉ちゃんが書いた「トイレ」があるのでどうぞご覧になってください^^*
お粗末!!









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