『あっ、い゛…っ』


ずっとスイッチが入りっぱなしのバイブ。喉の奥から絞り出したような詰まった声。さっきまで着ていたはずの制服のシャツは無惨に破られて床にぱらぱらと散らばっている。


「気は変わった?」

『てん、まぁっ!も…やぁっ』


涙ですっかりぐちゃぐちゃの名前の頬に手を添えるとビクリと肩が跳ねた。失礼だなぁ。フェイが同じ事してもそんな反応しなかったくせにね。


「ねぇ、答えてよ」

『ひあああっ!?』


名前の反応が癪に障り思わずバイブを奥までねじ込めば、より一層高い嬌声を上げてぐったりとベッドに果ててしまった。

ぐずぐずと鼻を啜りながら涙を流して、決して俺の方を見ようとはしない。ああ苛々する。フェイの前ではあんなに可愛い顔して笑ってたのに俺の前になると俺を拒絶するように怯えて。むかつく。


「まだフェイの事好きだって言える?」

『……っ』


名前の秘部から愛液が絡みついたバイブを抜き取り無造作にベッドの上へ放り馬乗りになるように名前に跨がる。あぁいい眺め。本当は俺の事なんて大嫌いなんでしょ?こうゆう事は好きな人としたかったんでしょ?でもごめんね。それはきっと叶わない。きっとこれからも。


「ほら、答えて」

『……わ…私は………ひっく』

「私は?」


もっと泣いていいよ名前。その声でフェイの事呼んでみて。自分で確認してみなよ。








『私は…フェイが好き……っ』








フェイはもう存在しないんだから。








俺は自分のモノを嫌がる名前の秘部にあてがった。











(そういえば彼も)
(最後は真っ赤だったっけ)






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ずっと書きたかった病み天馬。即席。




(121115)



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