ひびきは目が覚めると静かな教室に立っていた。

「あれ？さっきまで授業を受けていたはず……」

しかし、周りを見ても誰もいない。

前を見ると、黒板には大きな文字が書かれていた。



「なんだろう？これ、暗号かな？」

大きな文字の下には「首を傾げて鏡を見ろ」という謎の文章と「暗号を解いて脱出せよ」というメッセージが。

「つまりはこの謎を解かないと元の世界に帰れないってわけね」

教卓の上には四角い箱があった。
どうやら５桁の数字を求めないと開かないらしい。