※タイトル通りビッチ ほらこうすれば、おいしくおいしく、出来あがる。 可愛がれば可愛がるほど、うんとおいしく。 「ひゃ、ぁああっ や、だめっ」 「僕の指をこんなにも飲みこんでるっていうのに?」 「ダメじゃないだろ、ほら、イイって言ってごらんよ」 「あ、や、っ指、お願い、」 「だーぁめ。藤原がお仕置きしちゃうよ」 「文句ばっかり言う口は塞ぐまでだな」 いやいやと首を左右に振りながら藤原の腕を掴んでいる。その腕に顔を固定され、口を塞がれる。触れ合う舌が気持ちい。漏れる声と息と、中を掻き混ぜられる水音。 吹雪の長い指を簡単に飲みこんでいく中。イイトコを突いてくるその指はなまえを絶頂へ昇らせるのには好すぎた。 「ん、あぁああっ、っツ…!あ、っあ、あ…」 藤原が唇を離して、すぐ。足をびくっと動かしてイった。強く瞑った目からは涙が流れ出し、頬を濡らす。なまえの中から放たれた吹雪の指はしっとりと濡れていて、今までそこに埋めてあったものが空いた虚無感を悟られないように息をして。 「ふふっ イっちゃった」 「なまえは可愛いな」 「もっと僕たちに可愛い顔みせて」 ちゅ、と吹雪と藤原が二人で顔に口づけを落としていく。そんな中、少し離れた場所で亮はその光景を見ていた。 「亮」 「っなまえ…」 とろん、とした瞳で亮を捕らえる。亮に向かい手を伸ばすなまえに、吹雪と藤原は静かに開放する。 何も身につけぬまま近づき、動かない亮に顔を寄せる。 「亮は、私に触りたく、ない?他の人に触られた私に」 「違う、俺はっ」 一呼吸置き、亮は下を向く。やっと聞こえる大きさで絞り出した声は静かな部屋にぽつりと響く。 「俺、だけのなまえに…したいだけ、なんだ」 わがままだとわかっている。ここにいる三人全員がなまえを好いていて、なまえはそれに応えてくれている。三人いっぺんにであるが。 それでも自分たちのわがままなのに、これ以上にわがままを通せるだろうか。 「じゃあ少しだけ、私は亮のものだよ」 すっとしゃがんだなまえはそそり勃つ亮に触れた。戸惑いなく口に含み、亮は突然のことに反応が遅れてしまう。 「ん、っん、ふ」 「なにをっ なまえ、やめてくれ!」 「どうして?亮は吹雪と優介に弄られてる私を見て興奮したんでしょう?だからこんなに、大きくしてるんでしょう?」 「…っ」 「ねえ、大丈夫。頑張って気持ちよく、するから」 ちろちろと見える舌が亮のモノを流れるように這っていく。 ねっとりと粘膜に包まれる感覚は自慰では得られぬ快楽。唾液が、舌が、器用に亮を刺激する。咥えるだけでなく、わざと舌を出して見えるように舐めあげる。どうすれば亮が気持ちよくなるか手探りの行為。 「ん、ん、ちゅ、」 じゅぼ、となまえの唾液と亮からの先走りの液で水音が大きく響く。頬を染めて亮を咥えるなまえに手出しができないのは、今この瞬間が待ち望んだものに少なからず近いから。 吹雪と藤原はそんな二人を見ているだけ。手出しも口出しもしないまま。 「く、っあ…!やめ、離せなまえっ!」 「ふっ、んんッ!」 なまえは亮のモノから離すことなく、びくびくと動く亮を口で受け止めた。亮も乱暴に扱えなかったのか、離そうと肩に置いていた手にはそれほど力が入っているようには見えない。手を動かして、残りまでもを飲んでしまおうと亮を咥え続ける。喉に落ちた精液は鼻につくにおいだが飲み込んだ。 口を離すと先から出た精液と、なまえの唾液によって糸がつながる。 「いいなァ、亮は。なまえに飲んでもらえて」 「丸藤ばかりずるいだろ」 亮がイったことで吹雪と藤原も二人に近づく。達したことで息遣いが荒い亮をそのままになまえへと触れる。 「吹雪、おいで」 「僕のはどうしたらいい?」 「ん…優介のも、頂戴。こっち」 ベッドへ座り込むなまえは膝立ちの吹雪を手を広げて受け入れる。こうすれば扱くにも咥えるにも位置が丁度いい。小さな手のひらで包み、吹雪のモノをゆっくりと扱き始める。 藤原へは軽く足を広げ、お願い、と瞳で合図をだした。手を取り、脚の付け根へと誘導する。 「挿れていいの?」 「うん、いいの…優介おねがい」 吹雪のモノを扱きながら、ゆっくりと挿入されていく様子を火照る表情(かお)で見守る。こんなではなく、ぐっと突っ込んでしまいたい。そう思いながらも藤原は腰をゆるゆる動かしていた。 全部埋めた藤原はなまえの足を抱えて腰を動かす。なまえも吹雪のモノを口に咥えたり、舌で遊んだりとしている。そして優しくなまえの髪を梳く吹雪。 やっと整ってきた呼吸に、その光景を目にした亮は息をのむ。冷静に考え始めていたのに鼓動と呼吸が加速し、抑えきれない。先ほどなまえに咥えられて出したばかりだと言うのに、再び反応し始めた自身に憎みすら感じる。 「りょ、う」 黙ったままの亮に気が付いたなまえは吹雪を口から放して手招く。放されたからと言って吹雪も得に怒るわけでなく、むしろ一緒に手招きをしそうな笑顔を浮かべていた。 ゆっくりと三人に近づいた亮。小さくやわらかい手に腕を掴まれ、胸に誘われた手。柔らかい感触の胸は俺の意地を簡単に懐柔する。 熱い身体、汗ばむ肌、敏感な部分に触れればそれこそ他の何もかもが要らなくなるようなかわいらしい反応を示す。 触れるだけでは足らない。亮は思わず誘われた胸へとしゃぶりついた。 「う、ぁあっ…ふ、あ、優介、きもちい、っん」 「本当?じゃあもっと、気持ちよくしてあげる、よ!」 「なまえは上手いね。もういつでも、出せちゃいそう」 「だして、出していいよ、吹雪の…ん、む」 「っは、あ…綺麗な肌だ。…熱い」 「いっぱい、いっぱい亮に触ってもらって、熱いのっ」 三人で可愛がっていけば、もっともっと、極上のデザートへと。 ―――――――― これは三天才でやるっきゃないと。 タイトル→レイラの初恋 13.02.05. |