※下品 後ろから腕が回され、がっちり固定されてソファへ腰掛けている。 褐色の腕がお腹に回る。背中に体温を感じる。安心するのはそうだが如何せん、ゆっくりと動き回る長い指が気になっている。 「ちょっと、おっぱい触んないで」 「なんだあ?ムラムラしゅんのか」 「馬鹿。今おっぱい張ってて触られると痛いの」 「ほぅ」 私の主張も虚しくマリクは胸を触り続ける。なで回す、と言うよりもツンツン突っつくと言った感じだろう。 おい。触るなって言ってるだろ! 「…っマリク」 「どうだぁ?」 「触んないでってば」 「それは無理なお願いだ」 「もー、やだ」 なかなか止めないマリクに苛立つ。 痛いんだって、この張ってる感じは男には分からないのだろう。 「優しくしてやるぜ」 妖しく笑いながら言うマリクの鳩尾に肘付きを喰らわせてやったのは言うまでもない。 ―――――――― ませてる6歳児。 初出:12.12.02. |