※実際のところヤってるだけ。



吹雪に跨がって上下に揺さぶられて、荒い息づかいと嬌声が静かにこの部屋の空気を艶やかに色づけた。

「あっ ふ、ぶき…っ、ん!」
「ん、いいね。この眺め」


制服を着たまま最低限の露出での交わり。
朝っぱらから何をしているんだろう。私はただ、起きてこない吹雪が心配で来ただけなのに。

「あ、あ、あ、っも…やあ、」
「…そろそろ、終わりにしようか」

そう言った吹雪はいきなり身体を起こし、私の中に埋めていたものを抜いた。あろうことか私を前屈みに押し倒して後ろから再び挿入したのだ。

「ん、ぅあ?!つ、う…っだめ、え」
「イイの間違い、でしょっ」
「ひゃああ、ああっ」

卑猥な水音が後ろから立つ。
制服のスカートがお尻の上まであげられているのに気づき、あとで吹雪ぶっころす、と静かに思った。

「は、あ…いいよ、なまえ、ほんとッね!」
「んん、ふ、…あっあ、あ」
「ああ、もうイこうか」
「あっ 吹雪、い、っ!」

腰を打ち付ける速度を速くし、肌と肌がぶつかり合う音、粘着質な音が嬌声と共に響く。
ぐっと押さえつけられた腰が甘く痺れた。と同時に甲高い声で吹雪を誘えば、吹雪もくぐもった声を出し、私の中から引き出して私のお尻に欲を吐き出す。
温かいそれに、荒い息で声が出せない私は視線で吹雪を射た。

「はは、怖いなあ。さっきまではかわいく鳴いてたのに、ねえ」
「っ、はあ、…は、…朝っぱらから、盛んない、でよ」
「ゴメンね」

そう言って吹雪は私にそっと口づけ、吐き出した欲をきれいにふき取るのだった。

――――――――
朝っぱらから盛る吹雪が書きたかった。
反省はしていない。
初出:12.09.23.


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