神代兄妹
凌牙くん寄り
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「凌牙く〜ん」
「は?」
「あけましておめでとう!寒いからおうち入れて!」
「なんで勝手に来て家に入ってくるんだよ…」
「あら、いらっしゃい」
「璃緒ちゃん!あけましておめでとう!」
「はいはい、あけましておめでとう。コタツに入っていて」
こうやって璃緒が甘やかすからと心の中で言葉を紡ぐ。
「わあい!…あったかい…」
「剥き栗あるけど食べる?」
「食べるー!」
「じゃあココアもいれていくわね」
「璃緒ちゃんありがとう!…凌牙くん、あったかいね」
「…ああ」
「今年一番初めに、凌牙くんと璃緒ちゃんにあえて良かった」
「…………蜜柑でも食べてろ」
「うん!」
俺も存外、こいつに甘い。
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年末年始に栗があるのは我が家です。