ベクター
若干の下品さです。

:

「おい、おい」
「あ、ベクターちゃん。どうしたの?」
「あっちの世界では新年迎えたらしいぜ〜」
「えっ そうなの?!あけましておめでとう!今年もよろしくね、ベクターちゃん」
「…っつーわけで」

どさり、赤い透明な水晶を思わせる床に押し倒される。ベクターの向こうに見える空も赤い。すべてが赤いこの世界で。


「姫初めしようぜェ〜?」
「ひめ、はじめ」
「そーそー」
「わ、ちょ、なんで服脱がすの?!」
「なんでってヤるからに決まってんだろ」
「そういうことだったの?!」
「そういうことだよ。今年もいーっぱい気持ちよくしてやるからなァ!」
「う、うん…よろしくね、きもちよくしてね」
「ぜってー泣いても止めてやらねーわ」




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本当は元日はなにもしてはいけない日なので、ひめはじめも二日からじゃないとダメです。
でもここバリアン世界だから。
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