綺麗だねって言ったら、あなたの方が綺麗ですよって言われた。
君には到底適いそうもないんだけど、きっと何を言っても君は認めないからありがとうって言っておいた。


「夏目さん、夏目さん」

「なぁに?」

「好き、です」

「…知ってる」


甘い、甘いなあ。
甘すぎて溶けてしまいそう。
どろどろに溶けて、一度はまったら抜け出せない。
でもそれでいい。


「古市くん」

「なんですか?」

「好き」

「あは、知ってますよ」


くすくすと笑う彼を抱き寄せて額にキスをする。
身長差が丁度良い。




「すき」

「だいすき」

「あいしてる」

君だけを。





だから、










「それじゃあ、夏目さん」

「ん」

「また来世で会いましょうね」

「ばいばい、古市くん」






 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いつか消えます


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