2011年一護誕イチウリbotネタ

イチウリbotとは、一護と雨竜がひたすら会話をしているだけのbotです。
デキあがっている設定の時と、片想い設定の時とさまざま。
140字という制約があるので台詞が不自然だったりしてもご勘弁。

今回は、7/15の一護誕に続いて両思い設定です。

2011年11月6日
07:00
「おはよう」
「…おはよう」
「なんか、朝から複雑そうな顔だな?石田」
「いや、別に、そんなことは」
「ははぁ?アレか。俺が12時ぴったりに電話してこなかったから拍子抜けしたんだろ」
「っ!」
「もしかして、電話待ってた?」
「待ってないよっ」
「ちょっとクマになってるなぁ。待たせて悪かったな」

07:05
「〜って、どさくさ紛れに朝からキスするなよっ!」
「はいはい、悪かったって。さ。お前朝食まだだろ。今日は俺が作ってやる」
「要らない」
「拗ねるなって。ほら、家に入れろよ」
「嫌だ!」
「駄々捏ねんな。ガキじゃあるまいし」
「君なんて嫌いだっ!」
「…そんなに電話しなかったの怒ってんのか?」

08:00
「結局無理矢理上がってきやがって」
「おー朝から上気した顔の石田ってのも悪くないな」
「エロ親父か君は!」
「おう。さぁ雨竜君、今日はオジさんが楽しませてやるからなっと。さぁ食え」
「意味が解らないッ…って鯖味噌?」
「コレ仕込んでたらうっかり電話し損ねたたんだよ。ゴメンな」
「う・ん…」

08:30
「ごちそうさま」
「で、どうだった?」
「…美味しかったよ。僕のには負けるけど」
「うわ、ヒトが真心込めて作ったものに対してそういうこと言うか」
「朝からベビーだ」
「わーるかったな」
「でも、嬉しい。ありがとう、黒さ」
「待て!お礼を言うのはまだ早い。それは今日の夜までお預けにしとけ」
「?」

10:00
「誕生日が休みって良いな。ずっと一緒にいられるし」
「それを僕が望んでいるとでも?」
「俺と一緒にいると飽きないだろ」
「その自信に溢れた顔、腹が立つ」
「図星でテレてんだな」
「本当に君は自分に都合が良いようにしか考えないんだな」
「お前だって12時に俺が電話してくるって思ってたんだろ」

10:10
「…悪かった。そんなに恥ずかしかったのか、電話待ってた事実が」
「!!」
「悪かったって」
「抱き締めてくるなッ!放せっ」
「そんなに俺の事待っていてくれてるだなんて思ってなかったんだよ」
「…君、自覚が足りないんだよ、色々と」
「っ、いや、おめー、今日俺の事喜ばしてどうすんだよ…」

11:00
「さ、石田の機嫌も直ったところで出掛けるか」
「え?今日は一日家でゆっくりするんじゃないのか?」
「だって、プレゼント買ってねーもん」
「は?」
「そこで殺気立つなよ。何も考えてなかったわけじゃないんだから」
「どうにも信じ難いな」
「とにかく、出掛ける順準備しろよ」

12:00
「出てすぐだけどもうお昼だよ。どうするんだい?」
「石田の食べたいもので良いぞ」
「うーん。朝から美味しいものいっぱい食べたし、まだお腹すいてないんだよね」
「美味しいもの…って」
「あ」
「も、オメー本当に可愛いなぁ!くそ、外じゃなきゃ…!」
「外じゃなくても駄目だからな?!」

14:00
「さて、昼も済んだし、ここが石田の行きつけの店?」
「行きつけって言うか、馴染みの手芸屋だけど」
「よし。じゃあここで誕生日プレゼントを買うぞ」
「は?いや、今欲しいものなんてないんだけど」
「俺が買うって言ったら買うんだ。じゃぁ、リボン売ってるとこはどこだ?」
「…あっち、だよ」

16:00
「買い物終わったぜ。帰ろう、石田」
「なんだか妙なものばかり買ったな。でも、それ僕もう持ってるのばっか…」
「いやいや良いから。とにかく帰ろうぜ」
「夕飯は家で食べるんだよね?」
「…そこまでは予算が…」
「あっいやっ!不満なんじゃないよ?ぜひ二人でゆっくりしたいと思っていたんだよ?!」

18:00
「…石田の誕生日だって言うのに気を遣わせちまうなんて」
「黒崎!朝食も美味しかったし、2人で買い物したのも楽しかったよ。だからディナーとかそういうのまでは気にしなくて良いんだって!」
「ああ、もしかしたら親父さんの所に帰った方が、美味いもの食えて良い物貰えたのかもな…」
「黒崎!」

18:05
「あいつの事は関係ない。僕が君と一緒にいたかったんだ。苦手意識のある相手との高級レストランでの食事より、好きな人との自宅での普通の食事の方が何倍も美味しいに決まってるだろ?」
「石田…おめーの誕生日だってのに俺を喜ばせてどうすんだよ、もう」
「だから!涙目になるな黒崎ッ」

20:00
「さっきは取り乱してすまなかった」
「いつもの事だから気にしてないよ」
「それはそれで嫌なんだが」
「でもそれが黒崎だろ。それはそうと、やっぱり家で食べるご飯が一番だね」
「好きな相手と一緒なら尚更?」
「そうやってすぐ調子に乗るところも黒崎らしいよ」

20:30
「あ、そうだ。本当はウチの家族が一緒に誕生日祝いたがってたんだけどさ」
「え、そうなのかい?」
「でも今週末は親父が忙しくてお招き出来なくてな」
「それで?」
「だから、今度の金曜から日曜にかけて盛大に!黒崎家一同で石田の誕生日を祝うから覚悟しとけよ」
「僕の予定は聞かないのか?君の家族」

22:00
「えっと、黒崎。コレは何だろう」
「誕生日プレゼント」
「…指貫がか?しかもほぼ全部の指に。これ、全部の指につけるものじゃないぞ」
「そうなのか?まあいいじゃねえか」
「アバウトだなぁ、黒崎」
「つか、その指貫はめられてない指。何も思わねえの?」
「ん?左手薬指――…っ!?」

22:05
「そこまで赤くなるなよ。こっちも照れるだろうが」
「く、薬指って黒崎」
「いつか、そこにはちゃんとしたの買ってやるからな」
「そんな笑顔で言われても、困るよ」
「どうして」
「だって、そんなの…」
「キザすぎる?」
「キザって言うより、馬鹿だろう、君」
「そうか?」
「そうだよ…馬鹿だ、本当に」

23:50
「じゃあ、そろそろ寝るか」
「うん。黒崎、今日は本当にありがとう。楽しかった」
「そりゃ良かった…あ、忘れ物」
「何?」
「こいつを小指に結ぶの忘れてた」
「赤いリボン?…赤い糸って事か」
「よく解ったな」
「嬉々として僕の小指に結んでるけど…それ、自分の指にはどうやって結ぶつもりなんだ?」

23:55
「仕方がない。君の分は僕が結んであげるよ。はい」
「…」
「なに感動したような顔で見てるんだよ」
「石田が俺に赤い糸結んでくれるなんて…!お前、間違いなく俺の事好きなんだな!」
「いや、だから何を今更言っているんだ」
「で、俺は今凄く幸せな訳だが、石田は?」
「言わなくても解るだろ」

11月7日

00:00
「石田の誕生日だったってのに、結局俺の方が幸せになってた気がするな」
「そうだね、全体的に黒崎は幸せそうだったよ」
「コレで良かったのか…?」
「良いんじゃないかな。僕は楽しそうな君と一緒にいられて満足してるし」
「石田…っ」
「だから。君、力が強すぎるよ。全力で抱きしめられたら、痛い」

00:05
「痛いついでに、寝てる間に血が止まっちゃったり首に絡まっても危険だから、リボンはもうほどくよ」
「もう?!」
「…本当に馬鹿だな、黒崎。本当の赤い糸は見えなくても繋がってるんだよ」
「石田…!」
「僕の糸が君に繋がってるかどうかは解らないけど」
「?!」

00:10
「男の涙目は鬱陶しいだけだ。明日学校あるんだから、寝るぞ黒崎」
「…」
「昨日の夜、僕を待ちぼうけさせたんだからな。これくらいの仕返ししても良いだろ」
「き、聞こえたぞ石田!」
「…だから、寝るんだって、もう」
「解った」
「黒崎、なにか忘れてないか?」
「え?」
「お祝いの言葉、貰ってないよ」

00:15
「マジで!?ごめん石田っ、誕生日おめでとう!」
「遅いよ」
「…んっ、石田、お前…」
「今日は、久し振りに楽しい誕生日だったよ」
「これからは毎年楽しくしてやるからな」
「良いよ、特別な事しなくても。今は毎日が楽しいからさ。君のおかげだな、きっと」
「感謝しろよ」
「…してるよ」

00:20
「君と話してると寝るのが遅くなる本当に寝る。ほら、電気消せよ」
「明日、寝坊しないように目覚ましセットしたぞ」
「うん。じゃ、お休み黒崎」
「おやすみ」
「こら、枕忘れてるぞ」
「枕?」
「僕は君の抱き枕なんだろう?だったら忘れずに抱きしめて眠れよ」
「…お前、俺を寝不足にする気だろ」

以上、雨竜誕生日記念、イチウリbotのつぶやきでした!
呟き、というかイチャつき?!
中途半端な最後ですみません。そして自分では何もできませんでした。
力不足を痛感。

少しでもお楽しみいただけましたなら幸いです。
おめでとうりゅう!!
これからの1年も、一護との幸せな年でありますように!








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