…100%(柳蓮二)



「ほんとすんませんでしたっ!」

赤也は物凄い勢いで駆け込んでくると
俺の前で必死になって頭を下げている。

「もう遅刻なんかしないッスから真田副部長とのダブル説教だけはマジで勘弁してください!」

「……」

「…あれ?いつもみたいに『…とお前は言う』とか何とか言わないんッスか?」



“計算とかデータで全てが分かっちゃったらつまんないよね…”



それは、ふと廊下で耳に入った小雪の言葉。

「…俺はデータを捨てた」

「へぇ〜…って、ええっ!?」

その場に居る者全てが振り返る程の声だった。

「マジッスか!?柳先輩、一体どうしたんです!?」

「……」

「何か言って下さいよ先輩!!」

「…ただ一つ言えることがある」

「…?」



俺が彼女に惚れている確立…



*END*

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