『からあげ!』
『デュエル飯!』
『卵焼き!』
『ハンバーグ!』
『どれも遊馬と遊来が好きなものばかりだな』


今日は私と遊馬の歓迎会らしいです!





『エビフライにスパゲッティーって、お子さまランチかよ』
『文句言うなら食うな、W』
『そうですよW兄様!折角X兄様と凌牙が作ってくれたんですから』
『俺も作ったんですけど!?何綺麗さっぱり除外してるんだよ』
『煩いぞW』
『料理が下手なカイトさんは黙っててもらえますかねぇ!?』
『ほらハルト、ハンバーグだよ』
『(無視!)』
『わぁ!見て遊来、パンダさんだよ』
『かっ可愛いぃ!流石Xだね!』
『それはWだ』
『えっ』
『えっ』

Wを見ると真っ赤になった。
いつもは極悪人みたいな顔してるファンサービスチャンピオンWが、こんなに可愛いパンダさんハンバーグを…(失礼)


『しかも遊来とハルトだけですわ』
『…っ!』
『えー俺は!?』
『遊馬は形なんか気にせず食べちまうからな』
『えー』

可愛く作られたパンダさんは食べるのが勿体無いくらい。
胸がじんわりする。何だかんだ言いながら、Wはすごく優しいんだ。


『ありがとう、W!だいすき!』
『なっ、』
『私Wみたいなお兄ちゃんが良かったなー』
『お、っ…そ、そうかよ…』
『悪かったな出来の悪い兄ちゃんで。VとケッコンしたらWが兄ちゃんになるぞ』
『えっ』
『ぶふっ!ゆっ、遊馬!?突然何言い出すの!』
『そしたらXも兄ちゃんになるじゃん良かったなー遊来』
『遊来が義妹か…』
『ぶぶぶX兄様まで…!!』
『盛り上がってる所、悪いんですが、』

慌てるVとからかう遊馬達に、璃緒がにっこりと微笑んで言った。


『遊来は凌牙が予約済みですから』



『はぁ!?』
『残念でしたわね』
『何でシャークが一番驚いてるんだよ』
『調子に乗るなよ!凌牙!』
『Vは落ち着こうぜ』
『もう!みんな喧嘩は駄目だよ!』
『ハルト…!ハルトの言うとおりだ!お前達は遊来の事になると』


『遊来は兄さんと婚約してるんだから!みんな諦めて!』


『ハルトォォォォォ!?』
『うるさっ』
『オービタル、あれ出して』
『カシコマリ』
『何これ』
『兄さんと遊来の誓いのカード"献身的な愛"だよ』
『はぁあ!?』
『(あれ、海美プロに貰ったやつだ…何でハルトが持ってんの?)』
『いや、だから!何でカイトが一番驚いてるんだよ』
『燃やせ』
『ヴリルの火!』
『V…一体どこからチャッカマンを!』
『シャークもVも落ち着けよカイトのロリコン野郎』
『おい誰だ今ロリコンって言った奴出てこい!』
『遊馬だって落ち着きなよ』
『遊来は俺の妹なんだからな!結婚は俺の許可が必要だぜ!』
『えっ、じ、じゃあ僕は許可が下りたって事…だね?』
『えっ』
『えっ』






『…おなかすいたぁー』
『食うか、先に』
『うん』

Wと二人で乾杯しました。



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暴走止まらないんだよこの人達。
Wがめるへん。でもほら、Wさんって存在がめるへんだから(おい)

思い切り偏見ですが、
X、W、シャーク、璃緒は料理出来る組
V、カイト、遊馬、遊来は出来ない組
Vはお菓子づくりだけはプロ級
Xは日本食は少し苦手。
Wはマルチにこなす。


と言う設定。

たまにデュエル飯に海苔切って貼り付けてパンダにしてくれたりして。
可愛くて食べられないよぅ!な状態になる遊来ちゃん。







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