『なーシャーク!デュエルしよーぜ!』
『あ!遊馬ずるい!シャーク、私とー!』
『その前にお前たちは自分の部屋の片付けだろ』

シャークに言われて遊馬と二人顔を見合わせる。
言葉を交わさなくても分かる。
きっと、考えてることは一緒だ。


『先に片した方とデュエルな!』
『シャーク約束よ!』
『分かったから、適当にすんじゃねーぞ』
『『かっとびングで片付ける!』』
『真似しないでよ!』
『真似すんなよな!』
『馬鹿遊馬!』
『馬鹿遊来!』
『『なにをー!!』』
『早く行けよ』

シャークが呆れた顔で私たちの背中を押す。
XとV、璃緒が苦笑いして。
Wがうるせえよとため息を吐く。
階段を上るとカイトとオービタル7が私たちの部屋から出てきた。


『二人共、荷物はあれで全部か』
『カイトサマガ直々ニ運ンデ下サッタンダ!感謝シロ!』
『さんきゅー!カイト、オービタル!』
『ありがとうカイト!大好き!』
『…!』
『アアァ!小娘ッ!』
『オービタルもありがとう!大好き!』
『ナ…!』

カイトのほっぺにちゅうして、オービタルにも。
二人が固まったのを見て、遊馬が呆れた顔をした。

『罪作りな奴…』
『何が?』

これは感謝のふれんちきすだ。(ちょっと恥ずかしいけど、トロンがこうするもんだって言ってた)
てゆーか、フラグクラッシャーな遊馬にだけは言われたくない。(いい加減小鳥やキャットちゃんの気持ちに気付いてあげてほしいわ)


ドアを開けて部屋へ入る。
ちょこんとベッドの上に座らされた人形が、こちらを向いて不満げに口を開いた。

『遊馬!遊来!遅いわよ!早くベッドメイクしてちょうだい!』

ふかふかにしてよね!
そう言って笑う人形―コロンに、私と遊馬、そしてアストラルも笑みをこぼす。

今日からここが私たちの家だ。





【:share house:】



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て、訳で一緒に住むよってお話を会話中心で書いていきます。
遊馬と双子設定なので、ヒロインは漫画版遊馬の設定でコロンと言うお人形が出てきます。
コロンちゃんはヒロインにべったりです。
漫画読んだこと無い方はOCGのプリンセス・コロン(容姿)だと思って下さい。コロンちゃんぐうかわ。

ヒロインはトロンから嘘ばっかり教えられちゃうんです。
ありがとうのちゅう(ほっぺ)の最初の犠牲者はWです。
私は何故かW推し。マイナー万歳。








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