WDCの戦利品
☆WDCの戦利品(小ネタ的な)
『あ、そうだ…折角Wも居ることだしお願いが有るんだけど』 『何だよ』 『これはカイト、これはクリス、これはW!』 『何だよこの包み紙は…』 『と、トーマス兄様のだけやたら大きくない…?』 『まぁ、そりゃそうでしょーよ』 『え、何で遊来そんなに怒ってるの…?』 『開けてみなさいよ、』 『?』 『…色紙?』 『WDCで優勝して、有名になっちゃってねー!』 『何だ、サインでも強請られたのか?』 『せいかーい☆』 『良かったじゃねーか』 『ただし、お前等のサインな』 『…』 『…』 『…』 『私みんなのデュエル見て回ってたじゃない?だからそれを学校中の生徒が見てたみたいでね?』 『…』 『…』 『…』 『先輩達に囲まれてきゃぁきゃぁ言われちゃってさー参った参った!』 『…』 『…』 『…』 『それにクリスとカイトが私を挟んで言い合い始めた時、丁度モニターの音声切れたみたいでねー?』 『…』 『…』 『無音の映像があんたを取り合ってる修羅場みたいだった…とか言われてさ?』 『…』 『…』 『更にWがシャークを煽るために私にベタベタするから、付き合ってるのかしらぁ?とか変なお姉さん達に絡まれたりー?』 『…』 『Wが私をハグした時に良い香りだーとか言うから電車で変なおじさんに髪の毛くんくんされたり…』 『…』 『Wが挨拶ですとか言って手の甲やほっぺたに…き、キスするから…変なおじさんに挨拶だからとかでキス迫られたり…』 『…』 『Wが、』 『殆ど俺の所為かよ!』 『トーマス兄様…?僕が眠りについている間に…遊来にそんなことを…?』 『いや待て、誤解だミハエル!』 『…遊来、もう電車に乗るのは止めなさい』 『そうだ。行きたいところがあるのなら俺が送ってやろう』 『後、夜は勿論昼間でも一人で出歩くのは危険だ』 『デュエルを挑まれても知らない奴に付いていくんじゃないぞ』 『…お前等は過保護すぎだろ』 『痴漢は犯罪ですよトーマス兄様!』 『俺がしたわけじゃねーし!』 『知らない人に触られるの、気持ち悪かったなぁ…』 『遊来…』 『…遊来、』 『その、悪かった…』 『本当にそう思ってる…?』 『勿論だ』 『ああ』
『わかった、許したげる……だから、サインよろしくねっ』
『…』 『…』 『…』 『『『…はい』』』
『三人がサイン書いてる間暇だから、ミハエル卓上デュエルしよー!』 『うん…!』 『ハルト、私たちも参戦しよう』 『うん!兄さんにデッキ借りてくるね!』
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──────────────── ハルトはデュエル出来ないのでアストラルがサポートします。 結果は分かるとおり、遊来の惨敗です←
きゃっきゃと楽しそうにデュエルする三人を、兄達(とアストラル)は微笑ましいなぁと見て和んでますはよサイン書け。
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☆★オマケ★☆
『でも心配だな…』 『ミハエル、何が心配なの?』 『優勝して、遊来の顔と名前は有名になったよね?』 『うん…まぁそりゃね…』 『遊来可愛いから変な虫が寄ってこないか心配で…』 『虫?虫なんか寄ってこないもん』 『そうじゃないよ。でもそーゆー所も可愛いと思うよ』 『そ、そう…なの…?(ミハエルってたまに何言ってるか分かんない)』
『ハルト、ハルト…』 『なぁにアストラル?』 『Vに伝えて貰えないだろうか』 『うん?いいよ。ねぇミハエル、アストラルが話したいことが有るんだって』 『なんだい?』 『えーっとね、「遊来に寄ってくる虫は、神代兄妹がすべて追い払ってるから問題はない」だって。へー流石凌牙だね!兄さんも同じ事してるけど』 『なっハルト!?』 『遊来のファンって言う男の人片っ端からデュエルで潰してるよね』 『なにそれ!だから私のファンって言う人が居ないって事!?』 『違う!俺は…!』 『カイトもシャークも、もう知らない!』 『遊来っ話を聞け!』
『オイ拗ねたぞどーすんだ?』 『今は私が動く時ではない…』 『兄貴は動かなくて良いからペンだけはうごかそーな』 『僕が同じ学校だったらいつも側で守ってあげられるのに…』 『「私からすれば君たちも虫だがな」』 『え、ハルト様?』 『って、アストラルが…僕じゃないよアストラルだよ』 『アストラル…もう一回磔にしてやろーか…』 『え、ミハエル?』
終わる。 アストラルとミハエルは(遊来に関しては)仲悪そうだなと。笑。
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