だいすきですよってはなし。

















『ただいまー』
『おー、おかえり』
『あれ?南沢さんだけ?』
『俺じゃ不満か』
『そ、そんな事言ってないじゃないですか…』
『冗談だよ。倉間は風呂』
『あーお風呂かぁ…』
『飯は?』
『有るならいただきたいです…』
『今日ハンバーグだぞ』
『わーい南沢さんのハンバーグ!』
『温めるから待ってて』
『はーい』



『で?バイトは馴れた?』
『はい!みんな優しいし…すごく楽しいです!』
『そっか…』
『今度お給料貰ったら三人で何処か行きましょうよ!』
『そうだな』
『やった!今観たい映画が有るんですよー』
『映画か…何観たいんだ?』
『ダン○ール戦記W』
『(まさかのアニメ…)』
『それに出てくる灰原ユ○ヤ君って人が、好きなんです!』
『へぇ…』
『倉間みたいに片目が髪の毛で隠れてて…』
『ビジュアルが好きなのか』
『うーん、ビジュアル…って言うか…今までの話の過程も好きだけど見た目も好きで…あ!それと声は南沢さんに似てるんですよー!』
『え?』
『凄くカッコイイんです!』
『…あ、そう』
『(…?…あれ、?)』


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『風呂上がりましたーて、何だ名前帰ってたのか。お帰り』
『あ、うん。ただいま』
『…』
『…?どうしたんすか南沢さん』
『別に、』
『は?あれ、何か顔赤ぇ…?』
『うるさい黙れ。俺も風呂入るから名前は食べたら食器は流しにおいとけよ』
『は?』
『自分の食器くらい洗いまーすだからごゆっくりどーぞ』


『―で、何だったんだ?』
『ん?私が倉間と南沢さんの事が凄く好きだって話』
『は?意味分からん』





【倉間君と南沢さんと仲良く暮らす話05】




『南沢さんって、直接「好き」って言うより遠回しに言った方が照れてくれるよね』
『あー、あの人意外とノリが良いからな…直球は受け止めるんだよな。逆に変化球投げられると戸惑う』
『…サッカー部なんだからサッカーで説明してよ』
『…ソニックショットかサイドワインダーか』
『…地味に分かりやすい』





end




すっげぇ遠まわしに好きとかカッコイイとか言われたら照れる沢(笑)
変化球には弱そう。
逆に、倉間は直球だとツン。変化球だと気付かない(笑)

ユウヤ君は南沢さんって言うより一ノ瀬寄りだよね…どちらかと言えば。
初め沖田さんは全然気付かなかった(笑)


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