くらまとすうがくのじかん。












『もーやだやだやだ!勉強なんかしたくないっ』
『いーから、頑張れって』
『やだやだーすーがくなんかもーやだぁあぁ゛ぁ゛あ゛』
『うるせーっての!』
『ああぁぁあー』
『…』
『…典たん、名前さん休憩したいな』
『却下。今したばっかだろーが』
『10分でいいから』
『だめだ。せめて見開き1ページは問題を解け』
『…』
『…』
『うぉっしゃい休憩ー』
『…問題を解け、問題を』
『いやんいたいぃんっ』
『…どっから出すんだよその声…』
『それはだね、のどに小さなオジサンが住んでいてだねぇー』
『オッサンかよせめてなんか可愛いものにしろよ』
『例えば?』
『えっ…よ、妖精とか…?』
『くーなみたいな?』
『あれ可愛いのか?つか妖精なのか?』
『ティン○ーベルとか?』
『あーんー…かな…?て、何の話だよ!』
『妖精?』
『違くて。何で妖精の話になってんだよ』
『倉間が言ったんじゃんかー』
『お前がオジサンとか言うからだろ!?』
『だって思い付かなかったんだもん!なに?オバサンなら良いわけ!?』
『なんでだよ!?そもそもは…そうだ、名前が変な声出すからだろ!』
『変じゃないもん可愛いもん!』
『だったら何でオジサンつったよ!?』
『そこ!?』
『発端はそこだろーが!』


う る せ ぇ よ




【倉間君と南沢さんと仲良く暮らす話09】




『…で、何を言い争ってたんだ?』
『妖精…』
『妖精…、』
『………は?』
『だって名前が急に…』
『ちょっと?私の所為にする気!?』
『お前の所為だろ、』
『はぁ?』
『あ…?』
『待て待て、良く分かんねぇけどとりあえずだな、数学しようか、





next



と、上手く丸め込まれ暫くしたら最初に戻る。




犬猫

[戻る] [進む]




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -