episode:03
みーとぅーなう！
※会話のみ。閑話。
転入前の名字の話。
『名前、名前の意見を聞かせて』
『ふ、風介近い…』
『だーから！名前は俺が引き取るつってんだろ！名前は今日から"南雲名前"だ！』
『何を言っているんだ！ただ単に名前は君の家に下宿をするだけだ！引き取るのは私だ！だから"涼野名前"だ！』
『二人とも何モメてるんだ…』
『あ、リュウジ！』
『名前は今日から"緑川名前"だ。ね、名前？』
『『なんでだ！』』
『何だ騒がしい…子供達が怯えてるぞ』
『砂木沼！』
『あ、おさーむおさーむおかえりー』
『ただいま、名前』
『いやただいま名前じゃねーし』
『君帰ってきて良いのか…？』
『名前を引き取りに来た』
『却下』
『却下』
『却下』
『砂木沼名前って字面微妙だよね』
『何!?』
『つーわけで、帰れ』
『君、その髪型は無いな』
『さようならデザーム様』
『みんなデザーム虐めちゃ可哀想だよ！』
『名前…!!』
『あ、お日様園の前に堂々と黒光りするフィフスのベンツ止めるのは止めてねデザームマジ止めて』
『名前…』
『泣いたぜ砂木沼…』
『流石名前だな』
『何騒いで居るんだい？』
『げ、ヒロト』
『軽くデジャヴ』
『激しくデジャヴ』
『みーとぅーなう』
『何それ？てゆーか何で砂木沼泣いてんの？』
『名前が泣かせた』
『違うし。晴矢、マジ怒るよ？』
『悪い名前。軽い冗談だ』
『晴矢は名前には滅法弱いね』
『うるせぇな』
『と言うかヒロト、何しに来たんだ？』
『何って、名前の制服を届けに来たんだよ』
『ありがとうお兄ちゃん』
『名前のお兄ちゃんなんだから当然さ！』
『名前は晴矢の家に住むんだろう？もう他の荷物は運んだのかい？』
『うん、全部運んだよリュウジ昨日は手伝ってくれてありがとう！』
『と言うか何で晴矢なんだ…』
『ご飯がおいしいから？』
『悪いな風介！名前、晴矢兄ちゃんが幸せにするからな！』
『まさかの自分嫁発言…』
『それで良いのか晴矢…』
『週末は私と過ごす約束、忘れないでね名前』
『うん、分かってる！その時は私が風介にご飯つくってあげるー！』
『‥名前！』
『よし！じゃあ週末は風介の家にみんな集合だ』
『分かった』
『仕方ねーな』
『仕方なくない 来 る な ！』
『何を騒いでいるんだうるさい名前以外死ね』
『やぁ玲名』
『毒舌に磨きが掛かってんなー…』
『と言うか、』
『またデジャヴ』
『みーとぅーなう！』
『？それはそうと、名前…私たちで教科書に名前を書いたんだが…』
『えっ!?』
『新しい教科書とノート、全部に名前を書くのは大変だろ？』
『バーン…』
『私たちで手分けして書いておいたんだ』
『ガゼル…』
『字が汚いのは晴矢たよ』
『おい、緑川』
『みんな…ありが、』
『その事なんだが、名前』
『うん？』
『お前の名字がバラバラだ』
『…え？』
『皆それぞれ、自分の名字を書いたらしいな因みに国語は"八神名前"になっている』
『って、お前もかよ！』
『数学は"緑川名前"だ』
『教科的には逆っぽいよね！』
『名前は呑気だなそれで良いのか、お前』
『みんなが私のお兄ちゃんお姉ちゃんに代わりはないもの！』
『名前…』
『…そうだな』
『しかし教科書は兎も角、名前の本当の名字はどうなっているんだ？』
『俺たちが成人してから誰かが引き取るって話になったけど…』
『…名前はどう思っているんだ？八神が良いよな？』
『玲名さんそれ半強制』
『けれど名前の意見は大切だと俺も思う』
『そうだな…名前、名前の意見を聞かせて』
『あれ？またデジャヴー』
『みーとぅーなう』
『それ…流行っているのか？』
結局。
『とりあえず、"吉良"である俺が引き取ろう』
end
ヒロトさんが社長だとは知ってましたが、まさか吉良になっているとは…!!
正式に養子になったんですね。何か嬉しいですわふわふ。
吉良財閥を継いだ、って事でヒロトが引き取りました。(養子的な意味で)
でも社長は多忙なので、通学徒歩圏内の晴矢さんのお家に間借りするヒロイン。
美味しいご飯が保証されてます←
因みにフィフスセクター関係無いけど、一応砂木沼さんは敵側の人間なので引き取り候補からは外れました。
まぁフィフス関係無いんですがね。←
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