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no title

 

ぼくの進路がいつまで経っても定まらないのは、社会に出て生き恥をかきたくない、という考えがあるからだろうか。

専門学校ならまだ閉鎖的な空間だから大丈夫だろうかと思っていたけど、専門学校へは行かせてもらえない。必然的に大学や短大にも行かせてもらえない。

じゃあ、就職しか、ない。

社会に出ろって事。

社会に出てどうするの?

社会に出たってぼくの存在なんて認知されない。ただ、この姿を晒して何が楽しいの?

人に見られる快感なんてものはぼくには分からない。向けられる視線全てが屈辱的な物にしか思えない。

決まった服装をするような職業に就いたらまた毎日スカートをはいたりしないといけないんだとか考えると、いつまでも此処に踏み止まっていたくなる。

社会に出たところで、コミュニケーション能力も何も持ち合わせていない自分に何が出来るんだろ。

社会不信で人間不信で、障害者と言われることもあるぼくに何が出来るんだろ。



今でこそ声優になりたいとか言ってるけど、それも、微妙。とある事情でホルモン注射をしたくないぼくは女性声優として扱われるんだろうか、とか考えると、辛い。

一時期、本当に一時期、エステティシャンになりたいと思った時期があったよ。Boysエステという漫画の影響でね。

だけど、色々と思う事があって、誰にも言わないまま此処にいる。

今、エステティシャンになりたいと言ったら、専門学校に行けるだろうか? 声優になる為の専門学校だから駄目だと言われた覚えがあるから。


どちらにしても、ぼくには何も残らない。

いっその事、心も体もズタボロになって入院でもしてしまえば楽なのかもしれないけど。

現実はそんなに甘くない。


今、「男であるぼくが女として扱われている事実を周囲の人間に知られたら恥ずかしい」と思って、必死に女の子を演じていた自分が脳裏に浮かんだ。

みすぼらしい、ね。

結局ぼくは何のアクションも起こせないまま17年間を無駄にしながら生きてるんだね。

ぼくの元になった精子が何故生存競争で勝ったのかが分からない。なんで他の奴に譲らなかった?

大人しくそこで消えていればよかったのに

 2011/09/04 04:41
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