キミと居た夏B※


「…もしかして、イッちゃった?」
ビクビクと身体を痙攣させる颯汰の様子に驚きつつマジマジと見つめると、みるみる颯汰の顔が赤く染まっていく。
「だって…ずっと見てた、指が…先生の、指が…」
うわ言のように繰り返すその言葉に、俺の顔まで赤く染まっていく。
己の指が可愛い春日部を狂わせるのかと思うと、もう止まらなかった。

「んぁあ…ダメ、そこ…ダメぇ…ッ」
身体中どこを撫でても過剰なまでの反応が返ってきて、欲望のままアナルの入口に指を這わせると、それだけで颯汰は背中を反らして白濁を漏らした。
「可愛いすぎだよ、春日部」
「んゃああ…ッ」
颯汰の出した白濁で濡らした指をアナルに少しだけ差し込むと、ヒクヒクと襞が蠢き奥に誘うような動きを見せる。

「んぁ…ぁああ…」
先生の指が触っているのだと思うと、声を押さえる事が出来ない。
俺は変態なのかもしれない。お尻に指を入れられているというのに、痛みではなく気持ちいいと感じるなんて。もっと奥まで触って欲しいと、思ってしまうなんて。
「せ、んせ…もっと、もっとぉ…」
奥が疼いて仕方ないんだ、助けて先生。
腰を揺らしながら大きく足を広げてみたのに、先生の指は無情にも俺の中から出ていってしまった。

「やだ、せんせ…触ってぇッ」
耐え切れないと涙を流して懇願する颯汰の淫美な姿に、ゴクッと喉が慣る。ゆっくり慣らしてやりたいと思う理性は、その姿を見た途端に跡形も無く粉々に砕けて消えた。

「ちょっと痛いかもしれないけど、我慢しろよ?」
「ああぁああ…ッ」
メリメリと音がしそうな程に狭いアナルに先生の太いペニスが侵入してきて。限界まで広がったアナルは確かに痛みを生んでいるはずなのに、俺が感じたのは快感だけだった。

「あぁん、イイ…ひぅ…ッ」
奥まで突きたてられ何度も絶頂を迎えるのに、先生の手で身体を撫でられる度に自身はムクムクと反応してしまって。
「ひゃああああ…ッ」
「…く…ッ」
身体の奥に先生の熱い迸りを感じた俺は、何も出すものが無くなったペニスを震わせながら、最後の絶頂を迎えた。





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