拝啓、神様
お久しぶりです愛しいアナタ。
今日はアナタに聞いてほしいことがあります。
わたしはアナタを愛しています。
とてもとても愛しています。
この想いは嘘偽りのない神聖なものであると誓いましょう。確かにわたしのすべてはアナタのモノです。
アナタは知っていますか?わたしの愛に気付いていましたか?
わたしは今日アナタに言わなければならないことがあります。
一方通行の愛なんて所詮期限付きなのです。いつまでも自分は愛されているなんて勘違いしないで下さい。
わたしはもうアナタを愛せません。
許してほしいとは思わない赦してくれとは乞わない。アナタに責める権利などないのですから。アナタの慰みモノはアナタの与えた心ゆえに死んでゆくのです。
わたしを愛さないアナタよひとを愛せないアナタよ。独りよがりの箱庭は気まぐれなアナタの愛に餓えていたのです。
追伸
ずっとずっと愛していました。でももうさようなら。