首筋にいまでも遺る冷たい熱

優しい愛よりも、狂おしいほどの熱を求めただけ

キスは永遠を奪い去って

貴女の為なら流れる血の一滴までも

月夜のワルツ、鏡に映して

僕を包む光よどうか、
消えないようにと


或るの物語



せめて最期の瞬間だけでも、
僕を憎んでください

心臓に突き立てたナイフは愛の証として

死んだらこの身は雪となり、
貴女の髪に口付けよう

昔語りをしましょう、ある愛の物語を


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