泣き虫 クロコダイル 名無しさん
その日は本部に用があった。だからあいつに会いにいってやろうと思った。だが、何だあれは。
少し離れた先には海兵と仲良く話をしているナマエがいて、戸惑いながら顔を赤くしている姿があった。何故か自分の中でどす黒い感情が渦巻いている。こんなにも惹かれているとは思いも寄らないことで
先に気づいた海兵が驚いて、去っていく。ああ、殺気に気づいたのか
何がなんだかわからないナマエは辺りを見渡して、おれに近寄る。葉巻は慣れないのか咳き込むナマエを見ていたらあのどす黒い感情は消え去っていく。
「クククロコダイルさん、なぜここに?」
「お前に会いにきただけだ」
「うえ、ほんとですか!わ、わざわざ、すいません…いや、ありがとうございます」
背はおれの胸くらいまでしかない。それなのに見上げて嬉しそうに顔を緩ますから
なんとも言えなくなる。
「…嬉しそうだな」
「だ、だって、あたしにわざわざって…」
黙って体を引き寄せた。
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中途半端が余韻をもたらしたり、しなかったり。←
クロコダイルは嫉妬深い。これ鉄則。
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