▼閑話
かーッ!ミヅキさんが愛しすぎて困るぜ。スピードワゴンのじいさんも眠っていたミヅキさんを50年、見守っていたっつうことは、そういうことかなァ。
ソファーで座って先ほどの事を思い出す。ミヅキさんの唇、柔らかい感触がしたなァ…めちゃめちゃにしてやりてェ。おれっておかしいのォ?
「ジョセフ、お前もミヅキさんを愛しているのですか?」
「ええ!そんなッ、ことはない!」
「知っております。ジョナサンもミヅキさんを愛していたように、お前も愛しているのでしょう」
「おれのじいさんも?姉弟なのに?」
「血は繋がっておりません。私も一時期ミヅキさんを慕っていました。」
「ええ!ばあちゃん、レズだったのォ!?」
容赦ない攻撃がきた。エリナばあちゃんには勝てる気がしない。でも皆に愛されていたミヅキさんに妬ける。
「憧れでもあり、一生共にしたい。ジョナサンもそれを望んでいました。ディオもミヅキさんを愛していました。関わった人は全員どんな形であれ、愛しています。あの方は人を魅了してしまうのです。それが怖い…あの方はどんな悪でも受け入れます、ディオでさえも…ストレイツォもきっと、」
「おれがさせねェってッ!大事な家族だ、他の奴等には渡さん」
家族であり、愛しい人。
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