パチンとはじけて、ふわりととけた
エンゼルフィッシュは羽ばたかない
指で辿ったひこうき雲
不時着ミルキーウェイ
いちごしろっぷが似合う男
激走ママチャリ24時
8月終わりの子どもみたいな
ネバーランドに別れを告げて
花緑青はなろくしょうをおよぐ金魚
右手に綿菓子、左手にりんご飴
こっちの手空いてますよ
夢とうつつとカランコロン
夜空に咲いた、うたかたの
この涙に気づかないでね
ほら、泣き虫が、笑った
「あのね、」 あの日花火にのみ込まれてしまった言葉の続きを、ぼくはもう二度と聞くことはないのだろう
消えない 消せない
夏の残響


(テーマ:君がいた夏)
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