「忍足もさー、ジローくんとか向日くん見習えば?」

「それどゆこと?」

「中3でそんなフェロモンあってもなんも得しないよ、ってこと。ほら今可愛い系の男の子流行ってんじゃん」

「俺かてまだ15歳や、可愛げくらいどっかかんかあるやろ」

「例えば?」

「こう、思わず抱き締めたくなる感じ?」

「うわ、鳥肌やば。謝れ忍足」

「んな理不尽な」

「何歩譲っても抱き締めたくはならないよ残念ながら」

「…自分だって可愛げあらへんやん」

「抱き締めたくならない?」

「…」

「いや否定しようよ」

「…」

「まぁあれだよ、忍足にはさ」

「ん」

「抱き締められたいよね」

「…」



理性爆発しました、すんません
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