「結局さあ越前は誰だったらいいの」

「は?何いきなり」

「小坂田さんも竜崎さんもあんな可愛いのに越前ちょう冷たいし。罪な男だなあ」

「別に」

「2人以外にもあんたのこと好きな子いっぱいいんだし、彼女とか作んないの」

「悪いけど、興味ない」

「うわーショック」

「なんでお前がショック受けんだよ」

「彼女とか興味ないんでしょ?私実は越前の彼女に密かに立候補してたんですよ」

「…」

「ちなみにこれを国光に相談したら10秒ほど口をポカンと開けた顔で見られました」

「やめてよあの人シスコンなんだから。…ていうか、お前に興味ないとは言ってないでしょ」

「…お?フラグ立った?」

「ご勝手に」

「あれ、なんで目反らした?今日エイプリルフールじゃないよ?今更嘘とか無しだよ?」

「いいから付き合えよ」

「ん?何に?買い物に?全然わかんないなー」

「…そんな言わせたいわけ」

「んー!大好き越前!」
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