「ふー、やっと書き終わった…ごめんね?部活あるのに日誌書くの付き合わせちゃって」

「い、いや、俺も日直やし」

「一氏君って優しいんだね」

「そんなこと、あらへん」

「急に大阪に引っ越してきて不安だったけど、此処の人達は皆優しいね」

「えぇ奴ばっかやからな」

「うん、ほんとに…あれ、一氏君前髪にゴミ付いてるよ」

「っ、お、お前近すぎ!」

「えっ」

「えっ」

「ご、ごめん…嫌だったかな?」

「あ、ちゃ、ちゃうでそういうことやなくて!」

「ごめんね…」

「うわぁああぁあ!ちゃうてぇえ!!」






「ユウ君もやっとアタシから巣立ってく時が来たみたいねぇ」

「先輩きもいっすわ」

「なーユウジ顔真っ赤やでー、なんでやー?」

「金ちゃんにはまだ早いとね」

「うむ」

「白石!あいつにテク教えたれや!」

「うっさいわ謙也。…ちゅーか俺達部活やらんで何やっとんねん」
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