※若干注意

気づけば視界は東堂でいっぱいになっていた。オレは、こいつに押し倒されたんだ。何故? 嫌な汗が流れる。
「東堂ォ……おめぇ……っ、」
やめろ、止めろ、ヤメロ……! 唇が触れた瞬間バネのように飛び起き押しのける。
「……なんのつもりだヨ、東堂」
「減るものでもないだろう?」
睨みつけてもニヤニヤするだけで埒あかねえ。
「帰る」
そう、オレは東堂に誘われて家に遊びに来たんだ。行きたくなかったけどあまりにしつこいから折れてやった。それなのになんだ、この仕打ちは。
「そうはさせない」
唯一の出口であるドアにもたれかかりながら東堂が言った。いつの間に移動したんだヨ。
「……何がしてぇんショ」
「分かるだろう? さっきの続きだ」
東堂がドアから一歩一歩進む。下がる。追い詰められる。こいつにだけは負けたくない。
「もし嫌だと言うのなら、縛っても良いんだぞ?」
マズい、後ろはもうこいつのベッドだ。
「巻ちゃん、どうする?」

::中途半端!笑

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