「宝石」にお付き合いくださり誠にありがとうございます。

実らなかった初恋を思い出にする、というテーマで書いていました。ヒロインが前に前にと進んでいく元気な人だったので、しんみり思いに浸るようなシーンはほぼ無く、全体としては明るめのお話になったのではないかと思います。
クリスマスの日、先輩と再会した財前くんを見て、もしかしてこの人のこと好きなのかなとヒロインがもやもやする、というような展開をプロット段階では組んでいました。でも書き進めるにつれ、そういう思い悩みをしなさそうな人だなと。じゃあもうバッサリここカットしよう、となって、あっさりとした終わりになりました。
財前くんの先輩が駅で誰と待ち合わせをしていたのか、明言しませんでしたが、想像して楽しんでいただけると嬉しいです。

タイトルは最初「宝石」ではなく「エンドロール」で考えていました。これもやっぱり、ヒロインの性格とタイトルが合わない気がして変更しました。エンドロールのままだったら、最終話は財前くん視点で書いていた気がします。

財前くんが大学は東京に出てくるとか、不二くんと同じ大学だとかは私の趣味です。とても楽しかった。不二くんありがとう。

改めまして、「宝石」をご覧くださりありがとうございました。今後ともpresentをよろしくお願いします。

#追記です。
書き忘れていました。「宝石」を書くにあたり、よく聞いていた曲を載せておきます。
・マジックナンバー 歌:坂本真綾さん
・僕さ 歌:柿原徹也さん


2016.05.20〜2018.03.19 柊きいろ
2018.04.28後書き追記


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