千々の罪 | ナノ



・高日子の伝承

(高日子の成り立ちを表しており、伝記としての意味合いが強い)

高日子の地は古来より厄災を齎す穢土(えど)だった
時にはありとあらゆる疫病や飢饉、天災を巻き起こしたという
高日子の山は厄災の地として恐れられると同時に口減らしのために老いた者や子供を捨てる場でもあった
ある日、タマヨリヒメと名乗る女性がこの地を訪れるなり、山に登って自らの血をもちいて浄化し、不浄の地を清めた
タマヨリヒメは厄災を鎮めるためにこの地に留まり、この地を末永く守ったという
そしてタマヨリヒメに感謝した人々とともに集落を作り、この地に平和が訪れた
その後人々はタマヨリヒメを祀る社を作り、山を鎮めるためにも祠を作りこの地の神として祀った


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