千々の罪 | ナノ



たまより‐ひめ【玉依姫】
《「たまよりびめ」とも》

神霊を宿す女性。巫女(みこ)などの称。
記紀、風土記などにみえる女性の名。
賀茂別雷(わけいかずち)神の母、海神の娘で豊玉姫の妹などがそれで固有名詞ではなく、霊(たま)の憑(よ)りつく巫女をさす。
玉は霊的な存在を表している。そして「依」とは憑依すること、寄りつくことを表す。
世に巫女と呼ばれる女性がいて、その本来的な役目は神を迎えることであり、ときにその滞在の間に妻となって神の子を宿す役割を果たすことがある。
この玉依姫の話はまさにそのような巫女のありようが神話的に構成されたものである。
「古事記」には玉依毘売とある。

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