千々の罪 | ナノ



最近起こっている事件の一覧(新聞社)

・山間部に住む近隣住民が山から下りてきた熊や鹿、猪や猿、烏といった鳥類などに襲われている。そのため野生動物の狂暴化に怯える市民も増えている
・民間のコミュニティや地元有志の新聞、回覧板を通してペットの行方や脱走についての注意喚起が相次ぐ
・近隣で犬の遠吠えや猫の喧嘩するなどいった騒音が絶えない
・市内で猟奇的な殺され方をした動物の死骸が道端に放置されている
・近隣住民間にて些細な口論から殺傷沙汰になるなどの事件が絶えない
・市内の治安が悪化しているのか盗難やスリといった被害も増えている
・最近多発している無差別通り魔の犠牲者が日に日に増えており、行方不明者も出ている
・オカルトの方面ではここ数年ある日突然霊が見えるようになったとの情報も多々見受けられたりする

連日起こっている無差別通り魔について

未だに犯人は見つかっておらず、不思議なことに被害者全員が顔も姿も見ていないと証言をしている。
死傷者も出ており、夕方から夜にかけての犯行が大半であると警察の調べで明らかとなっているが<千羽・月守>の情報操作により事件は表沙汰にされていない。
各警察関係者たちもこの件には深く関わらないよう一族の圧力がかけられ、監視下に置かれている。
被害者は性別問わず幼い子供から老人までであり、関連性が見られないものの、おおむね被害者が事件に巻き込まれた場所では鋭い刃物で切り刻まれたような動物の死骸が発見されている。
高日子市でもこれ以上の被害を出さないために教育機関などに早めの登下校や集団下校を呼びかけている。
尚、市内の住民にも夕方以降の外出を控えるよう勧告も出ている。
犯人が未だに捕まっていないことに住民の不安は高まっている。

パソコンやスマホから高日子市について調べると、オカルト方面でこの地が霊場として有名だという情報を掴める

・そこでは最近高日子周辺の住民が幽霊が見れるようになったという相談も見受けられる
・心霊スポットとしても有名で、とくに高日子山は曰くつきの場所として知られている
・高日子市では赤い月が周期的に観測できるという記述も見つけられる
・赤い月と災害についての関連性が示唆されているという説もある

どれもオカルトサイトでの考察や情報なので信憑性が低い

神社にて

神主などに話を聞くと以下の情報がもらえる

・高日子市は元々有名な霊場で、神社から発展した集落だった
・後に高日子山が修験道の影響で信仰されるようになり天狗やタマヨリヒメを祀る神社や寺が増え高日子市は栄えた
・この地は昔から自然災害や飢饉なども多く、当時ご本尊とされた高日子山に人柱として捧げられた女性がいた
・山に捧げられて人柱となった女性たちのことをタマヨリヒメとして祀っている神社もある


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