なんの日?



「あ、シリウスおはよう」

「おう」

「………え、なに?なんかついてる?」

「いや何って…今日なんの日か知ってる?」

「知ってるよ。漫画の日でしょ」

「いやちげーよ」

「合ってるよ!漫画を文化として認知してもらおうってことで、文化の日を記念日としたんだもん」

「へ、へぇ。でも他にあるだろ」

「えー?あ、ハンカチーフの日でもある!」

「はい違うー!」

「いや、合ってるよ。フランスのルイ16世の王妃マリー・アントワネットが、国内のハンカチはすべて正方形にするようにという布告をルイ16世に出させたことから、マリー・アントワネットの誕生日11月2日に近い祝日を記念日としたんだ」

「リーマス、お前詳しいな」

「あとサンドウィッチの日でもある」

「サンドウィッチの生みの親とされる、サンドウィッチ伯爵の誕生日で、《いい(11)サン(3)ド》の語呂合せで今日が記念日になったんだよね」

「うん、すげーよ。お前らどうでもいいこと知りすぎててすげーけど、大事なこと忘れてる」

「??あ、そう言えばジェームズ達が呼んでたよ」

「やっぱ心の友は忘れてるわけがないよな」

「《いい(11)れざー(03)》の日だから、いい革製品を取り寄せたんだって。それが届いたから見せたいみたいだよ」

「俺泣いていい?」

「取り敢えずジェームズ達の所に行こうよ!」


*
*
*


「「「「「HappyBirthdayシリウス!」」」」」

「えっ、なにこれ」

「何って、シリウス、君の誕生日パーティーだよ!」

「朝から急いで用意したのよ」

「こ、このケーキ、美味しそうだよねっ」

「八重とリーマスは誕生日忘れてたんじゃ…」

「忘れるわけないでしょ!」

「わざとだよ。君を驚かせたくてね」

「うん、驚いた。でもすっげぇ嬉しい」

「ほら、蝋燭の火消して!」

「早くしないと炎上してしまうからね」

「…(ふー)サンキューな」

「ずっと僕の親友でいてくれよ」

「当たり前だろ。リーマスピーター、お前らもだ」

「じゃあ彼女の八重から、どうぞ」

「シリウス…」

「ん」

「生まれてきてくれてありがとう。これから先、何十年何百年経ってもシリウスのことが大好きだよ」

「ああ。八重に会えて、生まれてきて良かったと思えた。これからも宜しくな」

「じゃ、改めて…」

「「「「「シリウスお誕生日おめでとう!」」」」」


11/03
Sirius Happy Birthday






Top



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -