言葉遊び



「ホグズミード」

「どうしたの?」

「のんびりしたいし、一緒に行かないかい?」

「嫌よ。規則を破ってまで行きたくない」

「いいじゃないか。行こうよ」

「良くない。行かない」

「いい道知ってるのに〜」

「逃げ道でしょ?知ってるのは」

「ははっ!バレた?」

「たまには勉強もしなさい」

「いいんだ、僕は勉強しなくても学年1位だし」

「信じられないわよ本当に。こんなアホに学力で負けてるなんて」

「でも八重だって僕たちの次に頭いいじゃないか」

「かっこよくないじゃない、3位なんて。そろそろリリーやリーマスに抜かされそうだし」

「仕方ないさ。あの二人は努力してるからね」

「根っからの努力家よね。あなたとシリウスには見習ってほしいわ」

「わぁお。聞き捨てならないね。悪戯に関しては努力してるよ?」

「よっぽど難しい呪いじゃない限り簡単に出来てるじゃない」

「いやー、天才ってのも大変だ。こんな風に思われてたら失敗なんて出来ない!」

「いつ失敗するのか楽しみにしてるわ」

「わかった。僕たちは卒業するまでの悪戯で絶対に失敗しないって誓う」

「嘘にならないように精々頑張りなさい」

「嫌だな八重、僕は嘘なんかついたことないよ」



「よう、ジェームズ!八重も…こんなとこでなにしてんだ?」

「黙っててくれないかシリウス!」

「すごく良いところなんだから!」

「ら、ラジャー…」


「……"じ"又は"し"なのか"や"から始めるのか。どうしましょう」

「うーん。初めからそこを考えとけばよかったね」

「ねぇ、シリウス。あなたならどっち?」

「ちょっと話の内容がよくわかんねーんだけど…」

「とりあえず今回はここまでってことかな」

「何でもいいけど、なにしてるか教えてくれないか?」


「会話しりとりをしてたのよ」

「"よう、ジェームズ。"なんてシリウスが来なければもっと続いてたのになー」

「…なんかごめん」



「「シリウスの負けだ!」」

「まだ続いてたのかよ!」



(シリウスが来てくれてよかったわ)
(確かに。この間は半日続いたからね!)
(よく飽きねーなお前ら…)




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