現パロ ――ガラガラ 「おぁ?八重まだいたのかよ」 「シリウスこそなにしにきたんですかー」 「携帯机ん中に忘れてたからとりにきた。…っと、あったあった」 「ふーん。………なに覗いてんの」 「え、なにお前これ今日提出の課題じゃん」 「そうだよ忘れてたんだよ。ほんとあのデブ鬼畜1日くらい多めにみてくれてもいいじゃん」 「ああ数学のデブな。あいつ厳しすぎんだよこの間俺怒られたし。ってかここの答えちげーよ」 「え、うそ」 「本当」 「………………」 「………………」 「まって、どこがどう違うの。わからない」 「あー?こんな問題もわかんねーのかよ」 「あ、うぜえ。全力でうぜえ。ちょっと頭いいからってその薄ら笑いうぜえ」 「ちょっとじゃなくてかなり頭良いんだよ。ペンかせ」 「あ、ちょっと」 「よく見て聞いとけよ。まずこの式は解きにくいからこっちのやり方で解くんだよ」 「ほんほん。で?」 「このXはこのままだと〜〜で〜だから〜〜〜だろ?」 「あー確かにね。じゃあXは〜〜に移行して〜と〜〜で〜〜になるわけだ!」 「おうわかってんじゃねーか。要は余計な計算式を使わないで簡単に解くってことだな」 「うん、それが出来たら苦労しないんだぜ?…まぁこの式は出来るようになったし、ありがとねシリウス。なんかお礼するよ」 「お礼?別にいいよそんなん頭いいやつが悪いやつに教えるの当たり前だろ」 「あんたつくづくいやなやつだな」 「まぁどうしてもって言うなら、八重」 「え?」 (ちゅっ) 「これでいい」 「……え…あ、はい??」 「じゃあな。残りしっかりやれよ」 「え?!いや、ちょ、ちょっと待ちなさ―――っっってもう!残りなんか出来るわけない…ばかシリウス」 (パットフット、君もなかなかやるねぇ) (うるせぇちょっと黙ってろ) ((顔真っ赤にしちゃって…当分はからかえるな〜)) Top |