3 彼女の艶やかな肌には、消えない傷跡がある。 これは屈辱の痕だ。 ザンザスが氷から目覚めてすぐの精神が不安定だった頃、スクアーロはリング戦で鮫に咬まれた。 ついうっかり傷モノ同士だなぁ、なんて言ってからは時々風呂の世話をさせられるようになった。 仮にも彼女はご令嬢で自分は一介の部下の男なのだからそれはダメだと言っても彼女は聞かず、メイドも解雇してしまった。 「こんな汚い跡、メイドにも見せたくない。」 一度だけ聞いてみたら彼女は案外素直に答えた。 最初は髪や体を洗ったりするだけだったが「お前も一緒に入れ」と言われて素っ裸に剥かれ、奇跡のような我儘ボディに興奮するなと言うのが無理な話で、服で隠れていた興奮しきったソコを彼女の眼前に曝してしまった。 「ハッ・・・・腰に何か当たってるぞ?カス」 「う゛・・・すまねぇ」 後ろから抱きかかえるようにして湯船に浸かると、彼女の髪から漂う甘い香りが鼻を擽って粟立つような感じがする。 若い雄の抑えきれない性は彼の意思を無視してぐんぐんと成長してしまった。 「ふんっ、情け無いな」 猛る先端にふにっと柔らかな感触がすると同時に、ザンザスの手がスクアーロの手を掴んでその豊乳へと導いた。 「ザッ・・・・ザンザス!?なにして」 「うっせぇ。てめぇは黙って俺の好きにさせろ」 「乳は揉んでて良い」とだけ言うと、細い手が後ろ手にスクアーロの猛りに這わされた。 少しぎこちなくも、与えられた柔らかな乳房を手のひらいっぱいに掴む。たぷたぷと揺れる柔らかな胸にもう興奮がはちきれそうだった。 「カス、お前湯の中でも判るくらいヌルヌルだ。」 「ひっ・・・ぁっ!」 突然先端を掠めた指先に思わず声を上げた。 その様子を楽しそうに見ているザンザスは余裕がありすこしムカついたので、大きな乳房の中心にある小さな乳首をキュッと摘んだ。 「っ・・・カスッ・・・・」 背中越しにキッとザンザスが睨んできたので、慌てて手を離したが心なしか彼女の目はとろんと蕩けていていつもほどの眼力は無かった。 [mokuji] [しおりを挟む] TOP |