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‖プレイ×プレイ

分割3










『S・スクアーロだな』


映像の中の女の前に、数人の男が現れる。


「!?」


今、何と言った?耳には確かに届いた。しかしスクアーロの頭に上手く入ってこない。


「ボス、これは一体…」


ザンザスを振り返って見てみるが、彼はふんっと鼻を鳴らして楽しげに映像を見入っていた。

映像の中のスクアーロと呼ばれた女は、早くも男達に犯されていた。
灯りに照らされた彼女の髪はスクアーロよりも黄みを帯びたプラチナブロンドで、ヴァリアーの隊服を来たその姿は一見するとまるでスクアーロだった。



「なあ、ザンザス!何なんだ、これ!あの女は…ん」


言いかけた疑問は、ザンザスの分厚い唇に阻まれて消えた。


「…気になるか?」


「当たり前だぁっ!」


聞きたいことなど山ほどある。誰がどう見ても異常な出来事が起こっているのだ。
状況が把握できない事に苛立つスクアーロをよそに、ザンザスからは一切の情報も与えず、じらすように口端をくっと上げた。


(何を企んでやがるんだぁ…)


腕を組み、黙したスクアーロはじっと映像を見つめる。こうなったらザンザスの気が済むまで付き合うしかないと悟ったのだった。



◆◆◆◆



「カス、テンポが悪ぃぞ。」


「あっ、……ん゛…!んなこと言われ…ても」


迫力の大画面、大音量で流れる喘ぎ声。アダルトビデオを背景に、スクアーロはザンザスの上に跨がって腰を動かしていた。

『アレを真似しろ』

唐突にザンザスが画面を指差してそう言い放ち、有無をいわさず行為に及び始めたのだった。画面の中のスクアーロと呼ばれている女は、複数の男に代わる代わる下肢を貫かれ、薄いグリーンティーのような瞳を恍惚と愉悦に光らせていた。

そう、あのビデオはただのAVの続きであり任務など関係なかったのだ。なぜジャッポーネのAVにヴァリアーの制服を着たスクアーロ風の女が出ていて名前までスクアーロと呼ばれているのか、些か疑問は残るものの、任務に関わりが無いのなら今は置いておいて良いだろう 。


「くそっ、ヘンタイ…!」

「早くしろ」

ザンザスがスクアーロに彼女のセリフを復唱するよう催促する。




「…早くっ…お前の剣を…、っ…お、俺の鞘に挿れて、くれっ…」




スクアーロの白い肌で覆われた顔が耳まで真っ赤に染まった。




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