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‖プレイ×プレイ


R18
XS♀
分割2








(なんで、コイツと二人でこんなモン見なきゃいけないんだぁ………?)


なんだかんだでスクアーロは、今までAVというものを見たことがなく、平然を装ってはいるが今まさにこれが初体験なのだ。

(うわっ…、あんなことっ……そんなっ、うわっ)


画面の中の淫らな行為に思わず眉根が寄ってしまう。しかし自身を抱き込むようにピッタリと背中にはりついているザンザスに悟られないよう、必死に体を動かさないように努めた。


(あっ、…この女優、有名なハリウッド女優にそっくりだぁ!なんだこれ、ジャッポーネのAVすげぇ)


画面の中で乱れる女は、スクアーロも知っている映画そっくりの衣装を着てあたかも本人のように見える。
お世辞にも美男とは言えない男優の激しいピストン運動によって、女優の芸術品のように綺麗な体が貫かれるのを見ていると、何だか下腹が熱くむず痒くなるのを感じて膝をすり合わせたくなるが我慢した。


「なんだ、興奮してんのか?」

「!」


後ろから伸びてきたザンザスの右手が、スクアーロの頬をむぎゅっと押し潰す。


「にゃにするんだぁ離せぇ」


イヤイヤと首を左右に振るがザンザスの指の力は弱まらない。

「大人しく見てろ、カス」


「う゛……っ」


ザンザスの指の力が少し強まる。だがすぐに画面が暗くなり、やっと終わりかと安堵の息を吐こうとしたその時、真っ暗な画面は次第に色をおびて明るくなり、スピーカーからは聞き捨てならないセリフが聞こえてきた。


“…暗殺部隊…”


「!?」


(今っ…!もしやAVは極秘の仕事内容のカムフラージュ…!?)


そう思い至ったスクアーロは真剣な面もちで次のセリフを待った。画面には薄暗い部屋で髪の長い女が一人、後ろ向きに映っている。


(あれがターゲットかぁ?)


「カス、よく見とけよ」



ザンザスがそう言ったその直後、スクアーロは息を飲んだ。



画面の中の女を、複数の男が殴打して口を塞いで部屋を出て行ってしまったのだ。そしてそのまままた画面は暗くなった。


(どういうことだぁ!?わけがわからねぇぞぉ?)


次に画面が明るくなった時、そこに現れたのは先程の女。しかしその体は四肢を拘束され、目隠しをされた状態だった。
それは大したことではない、問題は女が着ている服だ。


「あれ…は、ヴァリアーの隊服…!?」



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