みなさま、おひさしぶりです。こちらを見てくださっていること、本当にありがたく思います。
今日は六月十九日ですね。太宰さん、お誕生日おめでとうございます。
少し前まで公開していた短編は、実は中途半端に上げてしまったもので、修正したものを小説フォルダへずっと取ってあったのでそちらを公開しました。
題名をターミナル、同名の曲から生み出したお話しです。
暗く、重く、濁っているのに冷たい、そんなイメージで、とても丁寧に書いていたものです。決して誕生日にあげるようなものではないのですが、太宰治の育った街をイメージして書いていたのものだったのでタイミングとしてもよかったので。
誕生日に小説を書いたのは2019の「宇宙のはじまりをあなたと」と2019の三月の芥川の「冬の残香は幸福へと溶けゆく」のみですが、どちらもとても気に入っています。今回のも後から見返しても気に入っているといえるものになってるといいな。
サイトの背景画像を2019の太宰誕のときのものに変えました。「ターミナル」の二人が、今後どのような未来になるか。上下灰色の空と海に囲まれるところから、上も下もきらきらと輝くようなところであるといいですね。
ゆったりと呼吸をするような文になったかなと思っています。宜しければぬゆり氏の曲のほうも聴いていただければ幸いです。
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文ストを好きになって、近現代文学を読むようになり、趣味が転じて学問になり、職につき、今の人生になっています。ふと手に取った作品との出会いというものが、気がつけば私にとって大事なものとなっていました。
そのなかでも太宰治という存在はとても大きいものです。今も変わりません。
暗い内容ではありますが、幸福な未来が示唆できるものであるといいなと思っています。
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まったく更新ができない中でも感想をくださる方、読んでくださる方、本当にありがとうございます。
私の書いた文が、みなさんの日々に存在したということをとても光栄に思います。
また伝えたいことがあるときや、ふと書けたときに戻ってきますね。
三重