恋ひ明かす時に
(恋しさのあまり寝られないで夜をあかす)
恋ひ余るその理由は
(恋心が包みきれず外にあらわれる)
恋ひ恨む心を許して
(恋い慕うあまりにかえってうらめしく思う)
恋い焦がれたその後に
(恋しさに心をなやます)
恋醒めをご存知かしら?
(恋心のさめること)
恋死にをお望みですか?
(恋こがれて死ぬこと)
恋疲れはうんざりよ
(恋のために心身の疲れること)
恋の初風が吹いたようです
(初恋の心)
恋忘れ草をいただきにきました
(恋を忘れさせるという草)
狂恋をしてみませんか
(気の狂ったように激しい恋愛)
哀切な物語
(非常にあわれでもの悲しいこと)
狂女の最期
(正気を失った女)