私のジムリーダー

注意!格好良いグリーンはいません 夢や希望を壊したくない方は戻るボタン連打です











私の彼氏はトキワジムのジムリーダー
世間ではイケメンやらなんやらでジムリーダー特集を組まれるほどだ

だけど知らないだろう、彼が見せる愛想の良い笑顔とは異なる、変態な彼を
ファンの子が聞いたら嘘よ!!!!!とか言ってこっちが殴られる可能性だって有る、‥女怖いな




『‥はぁ』

「どうした?ため息付くと幸せ逃げるぞ」




あなたのせいなのよ、そう言いたいのをぐっと我慢してじとりと睨むだけにする
やだ私ってばおっとなー

エーフィの毛艶をチェックしながらグリーンを見る




「何だ?俺が格好良すぎて見惚れたか?」

『‥はいはい、格好良いよグリーン』

「なんだよそのテキトーな感じ」

『あなたのナルシスト発言には慣れたもの、大体私にアタックするときはあんなに格好良くて紳士だったのに、なんで付き合った途端変態になるのよ』




少し前のグリーンはよかった、いや別に今のグリーンに不満があるとかそんなんじゃないんだけど‥
だって今は口を開けばむらっときただの胸でかくなったなだの色々煩いったらない
それでも一歩外に出てデートをすれば、皆のジムリーダーになる

紳士で優しくて、私を支えてくれる
‥まぁあの胡散臭い笑顔を見てると笑いを堪えるのに必死なんだけどね、この前思わず吹き出したらセクハラされた




「仕方ないだろ?世間の俺と素の俺だとかけ離れてるんだよ、いろいろと」

『でもさ‥あのね‥』




私の腕からするりと抜け、イーブイとじゃれにいく
空気を読んでくれたみたいだ 
うん、これだから大好きだよ私のエーフィ

エーフィがグリーンのイーブイと外に遊びに行ったのを見届ければすぐにグリーンに抱きつく
驚いていたけれど直ぐに嬉しそうに笑って抱き締め返してくれた




「なんだよ、甘えたか?」

『‥グリーンすきー』

「知ってるっつーの」



自信家な彼だけど、少し照れ臭そうに笑って優しく頭を撫でてくれる
そう言えばと呟いて先程言い掛けていた言葉を彼の顔を見上げながら告げようとする



『あなたが私の前だけであなたに居てくれてるから、凄くうれしい』

「‥なんっ‥」

『素で居てくれるって、凄く嬉しいの』



顔を真っ赤にしながらはくはくと口を開閉しながら私をみるグリーン、こういう初な所はすごく好き、だって可愛いもの





くそ、すきだ‥


( あ、‥ありがと‥ )

( さっきの誘ってるんだよな? )

( 誘ってない‥ちょっ!押し倒すな!! )

( いただきます )