あれから ジュラ様やグレイさんの兄弟子リオンさん、 それにシェリーさん、青い天馬のイチヤ様と呼ばれる方、ケットシェルターのウェンディちゃんとシャルルちゃんが到着した
イチヤ様から今目的を聞く 闇ギルド六魔道士の殲滅、正直私に出来るか凄く不安、それでも震える私の手をぎゅうと握って大丈夫だと笑ってくれる それが嬉しくて手を握り返せばグレイさんも反対の手を握ってくれる 嬉しくて嬉しくてたまらないから二人の腕を抱く様にしがみつく
フェアリーテイルはフェアリーテイルで、と言う事で早々に師匠は私を抱き上げて走ってしまった
「うおおおおお!!行くぞ楝!!」
『はっはいっ!!私みなさんの役に立てる様に全力でサポートしますね!!』
「おう!!頑張ろうな!!」
と言うかそろそろ離してほしい… 師匠に触られると身体がぶわあって熱くなる …炎の魔道士だからでしょうか…
『ししょ…そろそろ、あの…離して…』
「へっ…?あ…あああああ!!悪い!!」
師匠は顔を真っ赤にしながら、それでも優しく私を地面に降ろしてくれた んー…中々紳士さんですね師匠… 顔を覆いながら何かブツブツ言っていらっしゃる
「あれは不可抗力ってやつだからな!!」
『はっ、はい!了解しました!!』
後ろから皆さんが追い掛けてきてルーシィちゃんがゼェゼェと泣きながら最後尾を走っているのが見えた …すごく辛そうだ
追い掛けてきたグレイさんと師匠が取っ組み合い喧嘩になり、エルザちゃんが止めるも師匠はあろう事かそのエルザちゃんにも喧嘩腰 …ひいっ、エルザちゃん顔がこわい… がたがたとルーシィちゃんと抱き合いながら涙を流す私達を見てグレイさんは呆れ顔 しょうがないじゃ無いですか、こわいんですもん
あっ… 師匠が崖から落ちた!!!! 皆はしょうがないなとあきれ顔になりながらも後を追う ちなみに私はグレイさんがおんぶして下さった
「いてて…おーみんな!やっと追い付いたのかよ!遅せェなぁ!」
師匠の言葉にカチンときたのかまたグレイさんと取っ組み合いの喧嘩になろうとした時、異様な魔力を感じ取り一斉に前を睨む
「おい、この感じ…」
「あァ…燃えてきた!!」
私は燃えません…
( 楝!!一緒にいましょ…! )
( うん…ルーシィちゃん…あ、ウェンディちゃんも… )
( わ、私もいいんですかっ…? )
( 勿論ですよ! )
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