2話
「おはよう!大我!」
「おぅ。はよ」
ちょうど、7時になったのか
隣にすむ大我が家から出てきた。
それに、僕は挨拶をして
大我を見て笑ってしまった。
「寝れなかったの? 」
目を充血させながらギラギラとさせていたからだ。
大我は、興奮して寝れなかったと
いつも通りの回答に
僕は、可愛いなぁーっと思いながら
大我の横を歩きながら学校へ向かうため歩き出した。
ガヤガヤッ
大我と会話をして学校につくと
やっぱり、マンモス校だからか人多かった。
「…。すごい人だね…。」
「あぁ…。」
大我もここまですごいとは思っていなかったのか
気の抜けた返事をくれた。
凄い人で少し怖くなり大我の制服の裾を少し掴む
それに気づいたのか
「萌葱、はぐれんじゃねーぞ」
僕が握っていなかったほうで頭を撫でてきた。
「ん。大我大きいから大丈夫だと思う」
僕のその言葉を聞いて大我は人ごみの中に入っていった
そして、クラス表がはってあるところに来たのはいいが
「…。人多くて見えないね…。」
「…あぁ…。」
流石の大我もこの人の多さに驚いているのか
口をぽかーんっと開けたまま動こうとしない。
そんな大我に僕は、掴んでいた裾を
ぐいぐいっと引っ張って
大我と目をあわせて
「僕が見に行こうか??」
と言ったら
バシッ!!
「アホか!萌葱が行ったら潰されるだけだぞ!!」
おもいっきし叩かれた
しかも、力加減をしていないかと思うくらいに痛い…。
僕は、痛さに叩かれた頭を押さえていたら
「萌葱は、ここにいろ」
ぜってー動くんじゃねぇーぞ!
そんなことを言いながら
大我は、人が溢れかえるくらい
多いクラス表がはってある場所に向かっていった。
僕は、やることがなくぼーっと
動かないようにしていたら
僕の前をとても綺麗な水色の髪をした子が通った
綺麗だなーっと、見惚れていたら
その子のポケットからハンカチが落ちてしまった。
落ちてしまったハンカチに気づいていないのか
その子は、本を読みながら
学校の中に入ろうとしていた。
僕は、急いでハンカチを拾い
軽く叩きたがら
その子の処へと走った。
「あ、あの!!」
その子にやっと追い付いて
後ろからいきなり声をかけた
「…。」
のだが、
その子は、聞こえていないかのように
本を読みながら行動している。
流石に大我が戻って来ていたらヤバイと思い
僕は、焦り
その子の肩にてをおいて
「あの!
これ落としましたよ!」
「!?…。ありがとうごさいます」
その子は、一瞬ビクッと肩を揺らして
こちらを見てくれたが
そのめは、驚きに染まっていた。
不思議に思いたがらも
ハンカチを無事に届けられたので
さっきの場所に戻ろうと足を進めようとしたら
「…。あなたは、僕が見えるのですか?」
その子は、さっきの驚いていた目をしていなくて
その代わりに無表情で僕をじーっとみていた。
「う、うん。見えるよ?
とっても綺麗だから。」
その子が、いった言葉が気になったが
僕はありのままを伝えて
友達が待ってるからもう行くね!
っと伝えてその場から走って
大我に動くな!と、言われた場所まで
僕は先程の子のことを考えながら行った。
とっても綺麗な子だけど、
とても不思議な子だな
という、第一印象だった。