「あ、」
「え、何?」
部活が終わってみんな勢いよくシャワーをあびる。大体は三年が先に使うのだが、レギュラーが監督に呼び出しを喰らっていたため三年にまじり二年や一年がいれかわりにあびていたようだ。
「くはーっ!まじないっ、監督話し長すぎっ!」
「慎吾ー!文句言わないの!監督のありがたーいありがたーい前にも聞いたようなめんど、素晴らしいお話なんだからね!」
「山ちゃん今めんどうって」
「聞こえなーい」
ぞろぞろと部室に入っていくレギュラー人を控えめに後ろから眺める。もう部室には誰も残っていなく、戻ってきた数人で広々と使えた。
「準太一緒に浴びようぜ」
「馬鹿言ってんじゃねぇですよ」
「なんか準太じゃない…」
「慎吾振られてやんのー!…いだっ」
けらけら笑う声に一括
「和さんー!」
さぁはじまった。これがまた気にくわない。一応付き合ってるわけで、それなのに彼氏の前でいちゃいちゃと。
「慎吾」
嫌味に名をよばれ振り向くと、やはり嫌味な顔をした山ちゃんが覗き込むようにこちらを見ていた。
「妬いてる?」
「は?」
「だって目の前でこんな見せ付けられてさ、俺だったらとっと引きはがしに行くけど、しょうがない慎吾は優しいから。でも痛い?嫌だ?」
「山ちゃんうっさい」
「ひどいわーせっかく慰めてあげようと思ったのに!それに俺だったら妬いちゃうなーっ!無理矢理にでも引きはがしにいっ?お、や…?…準太?」
ふと違和感を感じ振り向くと山ノ井の服をぎゅっと握りくいくいと引っ張る準太がいた。いつのまにか準太は和己との会話を終え、後ろに立っていた。
「何…?準太。」
「い、え…」
もごもごしながら良く聞き取れない声で言う。
山ノ井がはっとしたように顔を明るくさせ、ずいっと慎吾の耳に口を寄せた。
「 」
一言言うと花でも飛んできそうなほどの空気をまといながら本山にダイレクトアタック。
この場から立ち去る。
「準太おいで」
「今何言ったんすか」
「いいからおいで」
「ん…」
「抱きしめてやんよ!」
「うぅ…//」
(どうやら準太は俺と同じ思考らしいの!)
2011.04.09
展開がはやすぎて泣けた。
先月から色々あってギリギリになってしまいました><
地震め…!
しかも準太あまり喋らないじゃないか…!だがしかし島準と言い張る!
あぁもっとじっくり書きたかったぁああああっ、ので後々修正するかもです(´)こちらを振り向くなよ!に提出させて頂きます!
でわ失礼します…