※染まる前、5秒(アルレイ)
※観覧注意
使ってみたら、どうなるんだろう。
まさか、こういう物を手にするとは思わなかったもんでね。
俺に使えば、高確率で、性欲が抑え切れなくなって、誰でも構わずに襲い掛かって、性欲を発散しようとするだろう。
前までの俺だったらの話だけど。
しかし、こんな錠剤で、性欲を増進させる効果を持つ物を作るなんて、人間って本当に凄いよな。
そりゃあ、効果を疑いもする。
本当に苦しくなるのか、興奮が抑え切れなくなるのか、欲望を解消することができるのかどうか。
自分で試して見るのもありかなと思うが、正直、どうなってしまうかわからないから、飲めない。
飲むとしたら、あいつがいない時でないと、やばい。
自制心が効かなくなったら、あいつをさ、めちゃくちゃにしてしまうだろ。
そうなって、レイアに口を利いてもらえなくなったら、マジでシャレにならないんだ。
基本、こういうのは、男に使用して効果を発揮するらしい。
それなら、女に使ってみたら、どういう効果を発揮するんだろう。
発揮するかどうかも、わからないけど。
ちょうどこれから、レイアが俺んとこに来る、というわけで。
(……試してみるか)
とまあ、こんなことを考えてしまったというわけである。
レイアがアルヴィンの部屋へと遊びに来る。
いつものように、袋にいっぱいに食材を詰めて。
アルヴィンは、ロクな物を食べていないからという理由からだった。
元々、そこまで料理が得意だというわけではなかったが、今回の旅で、ローエンという師匠もいることもあり、レイアの料理の腕は、確実に上がっていた。
栄養を目一杯考えた、レイアの愛情の料理。
一緒に旅をしてきたからこそ、レイアの料理が美味になってきていることは、わかっていた。
いつもは来てから直ぐに、キッチンへと入ってしまうレイアだったが、今日はアルヴィンが、お茶を飲めよと引き止めた。
珍しいなと首を傾げるレイア。
アルヴィンがそういうんだし、頂こうかなとリビングに腰を落として、アルヴィンはコップにお茶を注ぐ。
そしてポケットから、あの錠剤を取り出した。
パキっと中身を出して、コップの中へと落とし、錠剤は泡を発生させながら、溶けてなくなっていく。
(……なんもねーと、いいけどな……さすがに死にはしないと思うが)
持っていく前に、コップに手を合わせてしまった。ごめんという念を送りながら。
そうしてレイアは、アルヴィンから差し出されたお茶を受け取り、こくこく、と飲んでいく。
「あ…………」
レイアがコップをテーブルの上に置いた。
「レイア?」
「あれ、なんだろ……どうしたんだろ、わたし………?」
力が入らない。
心臓の心拍数がドンドン速くなっているのがわかる。
心なしか、体温も上がっている感じがする。
「あ………、はぁ…はぁ…っ……あ…れ………?」
そのうち、上半身の力も抜けていく。
まるで眠りに落ちていくかのよう。
でも眠くはない、だから変だ。
息遣いが荒くて、何だか変で、何と言ったらいいのか、体がおかしい。
自身の体をぎゅっと抱きしめて、体中の火照りをどうにか抑えようと、レイアは懸命に堪えた。
「おい、大丈夫か………」
レイアの異変を見ては、本気でアルヴィンは心配した。
こんなにも苦しそうにしている。そうさせてしまったのは、紛れも無く自分なのであるが、何とかしてやらなくてはと思っていた。
レイアの肩にアルヴィンが触れる。
「っ………や…っ………」
ビクビクと波打つ自分の体。
行為中でないと出すことはまずない自分の声が、アルヴィンに触れられただけで、彼女の口からこぼれ落ちる。
それを聞いて驚いたのは、レイアだけではない。アルヴィンもだった。
(マジか………)
レイアの体の熱さは止まらない。
アルヴィンのゴツゴツとした手を見ては、この手で、全身を触れて、目茶苦茶にしてほしいとさえ思ってしまう。
(おかしい……わたし、おかしいよ………)
お願い離れて。
アルヴィンにそう言いたいのに、言えなくて、レイアはアルヴィンの手を掴んで、自身の服の間に忍ばせ、胸に触れさせる。
「レイア………」
「…っ……はぁ……あ………も…ダメ………、助け…て………」
早く指を動かして。
気持ちイイことをたくさんして。
あなたが欲しい。いつもよりも、もっと激しく触れてほしいのお願い。
「……わかった、俺のせい、だからな」
くにゅっと軽く、レイアの胸を揉んだ。
「……やっ………あぁっ……」
本当に少ししか力を込めていないのに、レイアの声は甘々しすぎた。いつも以上に感じているのがわかる。
「もっと……もっと………アルヴィン君……」
レイアが潤んだ表情でアルヴィンに訴えた。
とんでもないものを与えてしまったと、苦笑せざるを得ない。
レイアのこういう、おねだりする姿を見れたことに関しては俺得ではあったわけで。
「……っ…………」
アルヴィンが距離を詰めてきてくれたことに、レイアは、ようやくほっとする。
これでようやく楽になれる。気持ち良くなれる。体の疼きを止めて。あなたでたくさん満たして。
我が儘なのはわかっていても、どうしても止まらない、止まらないの。
「じゃあ、ベッド行こう」
「い…や……」
「レイア」
「も……無理、無理なの、行く時間も、もったいないの……ここでいいから……早く…」
「わかったよ」
アルヴィンがレイアの首筋に口付け、ペロッと舌を這わす。
ああ、レイアが震えている。しかし体が本当に熱い。
熱でもあるのではないのか。
鎖骨に舌を移動して、彼女のインナー、ブラジャーをめくり、既に張って固くなっているレイアの乳首を指で弾いた。
「あっ、あああっ……」
レイアがアルヴィンの頭を掴んだ。
「こんな固くして……本当に限界だったんだな………」
左手で片方の乳房を揉みながら、もう片方の乳首を舌を器用に使いながら、転がし、吸い上げ、それにたっぷりと時間をかけた。
「っ………ん……やっ……イ……っちゃうよ…っ…」
「レイア」
「だって…やばい……キモチいいんだよ……ぉっ……」
確かに言葉通りに、もうしばらく続けていたら、レイアの体が、ビクビクビクと激しく痙攣して。
意識がはっきりしているのか、どうかわからないような顔をしている。
「も……こっちも…触ってよ………」
レイアはまた、アルヴィンの手を誘導させ、下半身へと誘う。
一度達してしまったせいもあり、とろとろの愛液が滴り落ちていた。
「うわ、なんだこれ」
触れた指に愛液が絡み付いた。
これほどになるまで、彼女は、もう。
「待てよ、拭き取ってやるから」
痙攣している脚を開かせて、脚の間にアルヴィンは頭を挟み込み、拭き取ろうと試みた。
「っ…ふ………や、そこ、ダメ………っ」
レイアは体をばたつかせた。
「どこ、ここか」
小さく突起している箇所をまた、執拗に愛撫する。やはりここだった。彼女の悲鳴が半端ない。
愛液だって、拭き取る所か、どんどんと溢れてくる。止まることを知らない。
「ね……、お願い……」
「今日はお願いが多いな」
「だって……体が疼くんだよ……」
「知ってるさ、こうまでなってちゃ……な」
「こうしたのだって……アルヴィン君の…せいでしょ………」
「ああ、やっぱ気付いてたか……悪かったな」
「だったらちゃんと……責任とって………お願い」
「とるよ、こんなおたく見れるとは……思わなかったからさ」
アルヴィンが欲しくて、たまらなかったレイアは、アルヴィンが中にくるのをずっと心待ちにしていた。
ようやくその瞬間が訪れた時、レイアは極上の至福に包まれる。
厭らしい音を立てながら、アルヴィンが中に入る。
「う……あ、あああっ………キモチいい……キモチいいよ………!!!」
「もっと気持ち良くしてやるから、腰だけ動かせ」
「ん………わ…かった…………」
アルヴィンの言う通りに、レイアは上下に腰を動かし続ける。アルヴィンの動きも重なり、固いものが、レイアの中を激しく暴れて、掻き乱した。
「ああっ、あああぁぁあぁっ…………!!!アル…ヴィ……ン…!!!」
「動きがハンパね………締め付けも………」
「はぁ、はぁ、止まんない……よ………」
「いいよ止めんな、俺もギリギリまで我慢するから。おかしくなっちまえよ」
キモチいい。
激しい、壊れる、でもずっとこうしてほしい、バラバラになるまで、わたしを壊して、あなたで満たして。
レイアの腰の振り具合は尋常ではなく、本当にギリギリまでアルヴィンは堪え、超えた時に、レイアが破壊されそうなくらいの速度で、腰を動かした。
「ひっ……んあああっ、あああああぁぁぁあっ………!!!!」
「く……っ……レイア…………」
レイアと顔を見合わせたアルヴィンは、そこでようやく、彼女とキスをした。
「大丈夫か?」
「大丈夫じゃないもん、怒ってるんだからね」
「いや、それは……悪かったよ」
「……」
「レイア」
「じゃあ、今度はアルヴィン君が飲んで」
「いいのか、どうなっても知らないぞ」
「部屋に閉じ込めちゃうから大丈夫。苦しんじゃえ」
「うわ、それこそ拷問すぎるだろ………」
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アルレイでレイアにこっそり媚薬を飲ませるアルヴィン。裏(匿名様)
タイトル・涙星マーメイドライオン
今回はリクエストありがとうございました!先日はコメントありがとうございます。楽しく書かせていただきました(*^.^*)
拙い文ですが、楽しんでいただけると嬉しいです。
2011.10.24
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