「結局、ジェームズはさあ、リリーが好きなんでしょ?」

「知らねーよ。そうなんじゃねえの」

「で、シリウス。あんたは私が好きと」

「死ね」

「あんたが死ね」

「2人とも、喋ったら喧嘩するのにどうして話そうとするのさ。名前はジェームズが好きなんでしょ?そう伝えたらいいんだよ」

「あ〜あ〜!私の好きな人がリーマスだったらなあ」

「あはは…それは遠慮しておくよ」

「……」

「振られてやんの」

「死ね、シリウス」

「なんで俺ばっかり!!!!!!」

「とにかく!!私から言うつもりないから、あんた達も何も言わないでよね!!それじゃ!!」

ドン!と机を叩いて、談話室から出た。
ジェームズがリリーの事を好きなんて、そんなのわかってる。最初からわかってる。


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