UPver



冬の、底冷えする程寒い日
見た目に反して寒がりの彼は、
暖を求めて彷徨い、最後はいつも
この位置に 落ち着きます


「次屋って、体温高いよね」


ぬくぬくと一緒に毛布に包り
俺の手を掴んだまま
その手に はぁと
孫兵は温かい息を吐きだした。


「いいなぁ」


そうしたら、この体で
あの子達も温めてあげて
冬眠なんて、させないのに

そう言って俺の方に
段々もたれてるくる孫兵は
俺が、近い近いその距離に
今にも心臓が口から飛び出そう
だなんて、きっと
気付いてないです。


お前も大概、無自覚だよな。


「俺は孫兵が 低温で
良かったと思う」

「え?」

「だって、俺が
温めてやれるじゃん?」


冬のこの時くらいは
イチャイチャしたいです


そう素直に言ったら、
うーん、まぁ
悪くないかもな。
と ふわりと笑った。

予想外の返答に
体温は更に上昇していく
あぁ、だから、それ
いきなり笑うの 反則だ


震える手が
我慢できるまで
あとわずか…







< 暖々 と 近い距離 >






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暖を求めてひっつく孫兵
と理性と戦う次屋

孫兵はきっと寒がりで
左門と次屋は
体温高いと思います。





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