委員会のため保健室に向かうと、中から話し声が聞こえてきた
「…なんですよ」
「えー、でも…」
中の人物は楽しそうに話をしている
「(この声は雑渡昆奈門さんだ!)」
声の主に気がつきドアを開けようとしたときだった
「でも、毎度毎度アナタも良く飽きもせずに来ますね」
「欲しいものを手に入れるためには努力を惜しまないんでね」
扉に手を当てたまま一瞬心臓が冷えるのがわかった
「(そうだ、昆奈門さんは伊作先輩の事が…)」
そのまま部屋に帰ろうかとも考えたが、相手はプロの忍者だ、きっと自分が此処
に居ることもわかっているだろうと思い、一つ深呼吸をして扉を開けた
「こんにちは、伊作先輩…とクソタレガキ城のちょっと粉もんさん!」
「雑渡昆奈門だよ、いつになったらちゃんと覚えてくれるの?鶴町伏木蔵君」
昆奈門さんがいつものように訂正をいれながら僕を膝の上に乗せる
もちろん名前なんてちゃんと覚えている
でも、こうでもしないと昆奈門さんは僕を見てくれないから
「あっ!僕行かなきゃ」
急にそう言って、伊作先輩が立ち上がった
「えっ、もぅ行っちゃうの?」
「伊作先輩ドコ行くんですかぁ」
「呼ばれてたのを思い出してね」
そう言うとパタンと扉を閉め、出て行ってしまった
「粉もんさん、帰らなくていいんですか?」
「ん?どうして?」
「だって、伊作先輩行っちゃいましたよ」
本当は帰ってほしくないのにそんなことしか言えない
「うん、行っちゃったね」
「だから、帰らないんですか??」
「どうして伊作君が行っちゃったら私も帰るんだ?」
「だって伊作先輩に会いに来てるんでしょう!!」
なんて、言えたらどんなに楽だろう
「伏木蔵君、何して遊ぼうか?」
あからさまに子ども扱いされているのがわかり、無性に泣きたくなった
「僕に…かまわないで下さい」
俯いたままそう告げると、昆奈門さんの膝から立ち上がった
「え?なんで??」
その言葉に何かが切れた
「だって…ヒック昆奈門さんはっ…伊作先っ輩に…グスッ逢うっため…に来てっ
…しょ」
涙が溢れてきて、嗚咽も交じり聞き取りにくい声で叫んだ
「やっと私の名前を覚えてくれたね」
「…へっ?」
予想と違う台詞に素っ頓狂な声をあげてしまった
そんな事も気にせず、昆奈門さんにギュッと抱きしめられる
「おひぇっ??あの、昆奈門さん」
昆奈門さんの腕の中で暴れるが、そこは大人と子ども、プロと忍たま、力の差は
歴然であり端っから適うわけがない
「忍術学園に通い続けた甲斐があった」
「へっ?」
不意に昆奈門さんの洩らした言葉に抵抗していた手が止まる
「どうしたら君が手に入るかいろいろ試行錯誤した」
「だって…伊作先輩は?」
「伊作君はいろいろ教えてくれるからね(弱点とか)君の話を聞いていたんだ」
「(じゃぁ、今までのは只の勘違い?)」
そう気がつくと急に恥ずかしくなり、昆奈門さんの服にしがみついた
そして、深く深呼吸をして気持ちを伝えるために口を開いた
「昆奈門さん…大好きです」
「私もだよ」
昆奈門さんの胸に顔を埋めていたのに、昆奈門さんが微かに微笑むのがわかった
気がした



「おっ?そんな所で何をしているんだ伊作??」
「んー、やっとくっついた2人を陰ながら祝福してるところ♪」
フフフッと伊作が笑顔で答える
「これで、昆奈門さんの話に巻き込まれなくてすむよ!そしたら留三郎と過ごす
時間も増えるよ」
「そうだな!じゃぁ、早速部屋に行くか!!」
そう言って2人は保健室を後にした







Nちゃんから落乱の45,46巻借りて
「伏木蔵可愛すぎるぅ(るぅ…るぅ…るぅ)←エコー」
ってなった!!!!!
なんだ!?なんだか罠にはめられた気が拭えないorz
しかも、雑伏ってマイナーじゃねっ??いやっ落乱の王道がどこか知りませんが、
きっとマイナーじゃねっ??
なんだ??なぎスケに感化されてきたのか?←おぃ
うん、まぁ46巻だけしか参考資料がないのでよく分からんが私の中で雑渡さんは
こんな人になってるよ!きっとストーゲフン
1ろが夜営実践の授業とかある時にこっそり着いてきて、夜怖い夢見たとかで眠れ
なくなった伏木蔵を抱っこして一緒に寝るといいよ!!そして、茂みに連れ込んで
すごいスリルぅなんだょ!!いいぞもってやれ←ちょっおまっ



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黒兎さんの初忍たま文頂きましたーvv
その後のメール文も面白かったから
名前だけ変えて、載せてみました(笑
最初が雑伏って、私にも負けないくらいの
マイナーに走ったな(笑)いいよいいよ!!
もう、なんか雑渡さんは公式stk…ゲフン2
伏木蔵可愛くて禿げ萌えました!
マジありがとうございました(^^)
これからも、黒兎さんの小説はUP
していきますんでvよろしくですvv




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