step2



おさわりアプリを主任に見せたら大絶賛され、次の定例会で発表する事になった。
定例会までまだ日にちがあるので少し改良を加える事にした。

まず人形だ。
各所数値を入力する事で対象人物の体型に近づける事が出来るようにした。
そんな設定めんどくさいよって人用にデフォルトのボディもいくつか選択できるようにした。
本当は写真セットで顔も体も被写体そっくりになるようにしたかったけど、今の段階じゃ無理だ。
それに大事なのは人形じゃなくて人形を介して被写体をおさわりする事だから人形の改良はそんなに重要ではないだろう。

それから別売りのオプションをふたつ開発してみた。
ひとつめは感度センサー。
触れた部分の感度を調整する機能。
これを使えば感度を上げて感じさせる事も、逆に感度を下げて物足りなさを味あわせる事も可能になる。
そしてふたつめは動作固定モード。
これはこちらが指定した場所を対象が一番感じる方法で刺激させる機能だ。
解除するまで自分ではやめる事が出来ない仕様になっている。

さて、今回も弟で試すとしよう。
前回電話越しに試してみた訳だが状況が分かりにくかった。
感じているのは伝わってきたのだが、やはり視覚の情報がないのは研究にも支障が出る。
という訳であの後実家に帰省して弟の部屋に超小型のカメラとマイクを仕掛けてきた。
いろんなアングルで観察出来るように10台だ。
奮発してやったんだから弟には思う存分実験台になってもらう。

ちらりとモニタを確認するが、弟はまだ帰宅していないようだ。
誰もいない部屋を映し続けるモニタを見てもおもしろくない。
弟の帰宅を待てず、ちょっとフライングだが俺はアプリを起動した。
写真は弟のものをセットしたままだ。
どうしようかと少し思案し、せっかくなので新機能の感度センサーを使って乳首の感度をあげる事にした。
0が基準値で対象の実際の感度。
これに対して感度をあげる場合は数値をプラス、下げる場合はマイナスに設定するのだ。
上限下限共に20が限界値だ。
とりあえずプラス10に設定してみる。
弟はどれくらいの感度になるんだろう。
服に擦れて感じるくらいだろうか。
もし帰宅途中だとしたら歩きながら服に乳首が擦れて感じているんだろうか。
俺のせいだがいやらしい奴だな。

それから10分程して弟が帰宅した。
自室に入ってきた弟は顔が赤く、わずかに息を切らして胸を押さえている。
まじで服に擦れて感じてるみたいだ。
『ふっ…う………っ』
声を漏らしながら制服を脱ぎ出した弟。
その乳首は赤味を帯びてぷっくりとしていた。


俺はカメラを設置した日から今日までの1週間、弟の乳首を弄り続けた。
部屋にひとりで居るところを見計らって、最初は優しくくすぐるくらいに。
そこから徐々に撫でたり摘んだりと刺激を強くしていく。
ちんこが勃って、弟がオナニーを始めたら乳首を転がしたりクリクリしてやったりたまに強めに摘んでひっぱったり。
そしてイくタイミングを見計らって思いっきり抓る。
これを毎日繰り返した。

初日は乳首への刺激だけでは勃起しなかったので、申し訳程度にちんこもさすってやった。
2日後には乳首だけで勃起するようになったが、今度はなかなかオナニーを始めなかった。
乳首で感じる自分を認めたくないようだったがそんな事は俺の知った事ではない。
ひたすら乳首だけを弄り倒してやると観念したようにちんこに手を伸ばした。
更に2日経つと、勃起したらすぐにちんこを扱きだすようになった。
そうなるように仕向けたのは俺だが、あまりにも思い通りに事が進んで少しつまらない気がしたので、昨日はイく寸前でちんこを扱く手を固定して動けなくして、更に乳首をギュッと抓って、その後で触れるか触れないかぐらいのタッチで満遍なくさすってやった。
しばらくそれを続けて手の固定を解除してオナニーを再開させる。
それを何度も繰り返すと、12回目で弟は乳首への刺激で達した。

一週間前は乳首であまり感じなかった弟が乳首を刺激されてイくようになった。
俺が弟の体を変えたのだ。
その事は俺の征服欲を甘く満たし、もっと弟を淫らな体にしてやりたいと思った。

そうそう、他にも変化があった。
最初のうち、弟がオナニーを始めたら見えやすいようにM字開脚に固定していたのだが、何日か経つと自分からするようになった。
弟の中でオナニーをする、イコールM字開脚、とい方程式が成り立ったようだ。
覚えが良くてなによりだ。


当の弟はモニタの中でシャツをはだけさせて姿見で自分の乳首を見ていた。
鏡に映った自分の乳首を見て何を思っているのか、その表情は悲しそうにも切なそうにも見える。
乳首を刺激されてイくくらい敏感なそこを、更に感じるように感度を上げられているのだ。
帰ってくるまで服で擦られ続けすっかり色づいた乳首は何かの果物みたいでそそる。
俺はあえて何もしないで弟を観察した。
すると弟は自分から乳首を触り出した。
『んっ…あっ…な、んで、俺のちくび…………』
これは快挙だ。
今までオナニーと言えばちんこを扱くだけだった弟が、誰に操られているわけでもなく自分から乳首を弄り出した。
そうだ、今日はちんこには触らせないで、純粋に乳首への刺激だけでイけるかどうか試してやろう。

弟はもう勃起しているようで制服の前がきつそうだ。
自らボトムと下着を脱いでベッドの上で足をM字に開いて座る。
ちんこを見るともう完全に勃起して、先端から蜜を滴らせていた。

はだけたシャツに靴下だけってエロいな……。
そう思っていると弟がオナニーを開始した。
最初は控えめな動きだったが、次第に大胆に弄りだした。
『あっやあっ、ああっ……』
今や両手で両乳首を弄っている弟。
偶然だが丁度カメラの近くに座ったのでその様子がつぶさに映し出されている。
ぷっくりとしたその先端に爪を立て、もう片方は指で根本を挟んで撚るような動きをしている。
完全に乳首で得る快感に夢中になっているようだ。
こいつ本当にこれでイけるんじゃないか。
そう思ったが念のため、いつでも動きを制限させる準備をしておいた。
イきたくなった弟に勝手にちんこを触らせない為だ。
『あ、あ、ああーっ』
俺が気を抜けない思いでモニタとタブレットを交互に確認しているのに、モニタの中では弟はそれはもう気持ちよさそうにオナニーにふけっていた。
足の先まで力が入って、胸を突き出して喘いでいる。

そしてもうひとつの新機能を試す機会はすぐに訪れた。
ピクピクと震えだしたちんこに弟が手を伸ばそうとしたのだ。
しかし俺はそれを許さず、容赦なく動作固定モードを発動をさせた。
ちんこに伸ばされた手は触れる寸前で動きを止め、再び自らの乳首へ吸い寄せられるように戻っていった。
『え、んあっ…なん、で、やっ…やら、ちんこぉっ』
足をM字に開いたまま腰をくねらせる弟。
ちんこがぷるんぷるん揺れて我慢汁が次々と吐き出されて、イけないもどかしさをありありと物語っている。


結局そのまま2時間、俺は弟の乳首だけを刺激し続けた。
弟はもうどろどろに溶けていて、時折体を痙攣させながら、切なそうに眉をひそめ、快楽のあまり瞳を潤ませ、口からはよだれを垂らして喘いでいる。
M字開脚は少し崩れて、それでも足は大きく開かれていて、股全体が我慢汁でびしょ濡れになっている。
まるで漏らしたみたいだ。
ちんこはパンパンに腫れていて、特に亀頭は真っ赤にふくらんで、先端から我慢汁をあふれさせている。

『ふああっ…ああー…ちくびが、ちくびがぁ…あひゃっ、ひゃんんっ……』
弟の痙攣が激しくなってきた。
そろそろ達するのだろうか。
『ちくびいいっ…ちくびでイくっ、イっちゃうっ、あっ…らめぇ、イくうっ……!!』
ついに弟はちんこに触れずに乳首だけで絶頂を迎えた。
その瞬間、せっかくなので乳首の感度を最高にしてみた。
射精に勢いはなく、尿道口が開いたり閉じたりを繰り返して、ちょっとずつ漏れるように精液が湧き出てくる。
時折びくんびくんとちんこが揺れるのであちこちに白いものが付着していく。
凄まじい悦楽なのだろう、全身をガクガクと震わせて長い射精の間も弟は喘いでいた。
もちろん乳首を弄る手はそのままだ。

約30秒間、弟は射精し続けてそのまま意識を失ってしまった。
意識を失ってもその手は自らの乳首を弄り続けていて、欲望を吐き出したはずのちんこは全く萎えていなかった。
そこでやめてやろうかと思った俺の視界に入ってきた弟の寝顔は涙やよだれや鼻水でぐちゃぐちゃになっていたが、口元は微笑んでいた。
その顔を見て俺はこのまま弟の乳首を弄り続ける事にした。


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© 2013.08 紺野
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